この変更はリンクスにも適用されるので、狭いフィールドでひーひー言ってた罠モンスターデッキが動きやすく、大幅に使いやすくなってまいりました。やったね!
このルール変更前より罠モンシンクロを使っていたので、この強化に感動して、書きました(2020/5/11時点)
●罠モンシンクロデッキの長所
・1ターンで複数のモンスターを展開できるので、アドバンス召喚のリリース要員やシンクロ素材として便利。
・壁やアタッカーなど、柔軟な動きができる。
・《苦紋様の土像》で展開しつつのフリーチェーン除去が可能。
・《鏡像のスワンプマン》《量子猫》により素材指定のシンクロモンスターが出しやすい。
・一瞬では理解できない挙動が多いので、わからん殺しができる(底なし喰らった時とか)。
・EXデッキのカード以外はチケットやトレーダーなどで手に入る。やすい。
●罠モンシンクロデッキの短所
・基本的に伏せたターンでは動けず、次のターンまで待つ必要がある。
非常に低速で、劣勢時の巻き返し能力も低い。
・《超魔導騎士-ブラック・キャバルリー》《白き霊龍》《古代の機械熱核竜》など、メジャー・人気カードに痛いところを突かれがち。
・そもそも罠モンでシンクロする必要性があんまりない(ぇ
●罠モンシンクロデッキな大体
1.星2のチューナーを入れれば星6・9が、星3のチューナーで星7が、星4のチューナーで星8が割と簡単に出せるよ。
2.《苦紋様の土偶》で相手の攻撃を凌いだり、除去して立ち回りつつ、適当に殴って勝負を決めるよ。
3.墓地利用がほとんどないので《王家の眠る谷-ネクロバレー》を無理なく採用できたり、《魔晶竜ジルドラス》《マジック・プランター》とかのサポートカード、《王家の神殿》の不意打ち力でなんとかしましょう。
●各罠モンスターの特徴
◆《苦紋様の土像》
・守備力2500と(2)の効果で硬い。星7なので修正後インチキドローの対象になれる。
・(3)の効果のフリーチェーン除去で相手の場をズタズタにできる。タイミングなどによっては発動できないことがあるので、がんばってください(なげやり)。
◆《鏡像のスワンプマン》・《量子猫》
・属性と種族を自由に選ぶことができる罠モンスター。
・これにより、星6では《地底のアラクネー》、星7は《氷結界の龍 グンニグール》や《フォーチュンレディ・エヴァリー》などの素材指定のあるシンクロモンスターを出せる。
・前者はそこそこの火力、後者はまあまあの守備力がウリ。お好みで。
◆《ソウル・オブ・スタチュー》・《カース・オブ・スタチュー》
・前者は他の罠モンスターが破壊される時にそれを再セットできる。
・後者は他の罠モンスターが戦闘する時に相手モンスターを破壊する。
・並べることでそれなりに硬い壁になれるが、根本的にどうにも効果が使いにくい。あと後者はパックSRなのもあって枚数を集めにくい。
・シンクロ素材としての利便性は弱いものの、星4チューナーを入れた場合には《神聖騎士パーシアス》や《ダークエンド・ドラゴン》の素材になれる。
◆《シェイプシスター》
・星2チューナーの罠モンスター。
・召喚権をあまり使わないデッキなので、わざわざ罠モンスターをチューナーにする必要性はあまり強くない。
・一応地属性なので、《ゴヨウ・ガーディアン》や《ナチュル・パルキオン》になれる。
◆《始原の帝王》
・割と痛いデメリット持ちなので上記解説では触れませんでした。
・手札にカードが残らないデッキなので(2)の効果を使いにくく、(3)の効果が思わぬ痛手になりがち。こいつが場にいるせいで罠モンが出せないことがあるのが嫌。
・星6なので、《グレイドル・スライム》から《グレイドル・ドラゴン》を出すことなどができる。
◆《サイバー・シャドー・ガードナー》
・実装されてたんだ。
・毎ターン毎ターン、土像の除去効果を使用できるのはシンプルに強い。当然揃わないと使えないのでデッキ枠の問題はありそう。
◆ほか
・《アポピスの化身》は発動タイミングのせいで使いにくく、ステータスも半端。ムービーがある。
・《機動要塞 メタル・ホールド》や《機械王-B.C.3000》も効果が使いにくい。
●罠モンスター以外の有用カード
◆《マジック・プランター》
・罠モンスターなど永続罠をコストに2枚ドロー。
・とはいえ、罠モンスターデッキはただでさえ低速なので、このコストに罠モンスターを消費することは展開がさらに1ターン遅れてしまうことに繋がる。
・なんらかのバックアップができる安全な状況で使いたい。
◆《王家の神殿》
・伏せた罠モンスターをそのターンで使える。
・前準備なしに1ターンでシンクロモンスターが立てられるので、動きの幅がグンと広がり、総じて固くなる。
◆《聖獣セルケト》
・《王家の神殿》の(2)の効果を発動させるために必要。本体は使ったことない。
・かなり低コストで、使いにくい大型モンスターをポーンと出すことができる。
・出す先としては、全てを終わらせる《極戦機王ヴァルバロイド》か、地縛神が有力。《おジャマ・キング》は出す機会が一度もなかった。
・素早さや火力、奇襲性など罠モンスターデッキに足りないところを補うことができる。バンバンシンクロモンスターが出せる環境デッキに太刀打ちするための1枚。これ使うために罠モン使ってる感も。それシンクロじゃなくなーい?
◆《魔晶竜ジルドラス》
・魔法罠が破壊されてしまった時の保険。
・《コズミック・サイクロン》で撃ち抜かれた時には「無駄打ちごくろーさま❤️」とか言えるものの、本体のスペックも相まってあまり有用にはたらくタイミングは少ない感がある。
・シンクロ素材としての使い道もあるにはあるものの、レベルの関係であまりお世話になった覚えがない。
◆ 《王家の眠る谷-ネクロバレー》
・墓地利用をほとんどしないデッキなので、ほとんど無理なく採用できる。ただしチューナーを選ぶ必要はある。
不知火など、一部のデッキに対しての相性はかなり良くなる。
・墓守がメジャーな環境なので、相手の援護をしてしまう場合がある。あかん、こりゃアカンわ。終わる。終わったわ。
◆地縛神
・ネクロバレーを採用すると、罠モンスターをリリースしてのアドバンス召喚や《王家の神殿》の(2)の効果でするりと出せる。
・2回殴れば勝ち。コカパクアプであれば、連動トラップを5回発動させるか、相手がコズサイ1回使ってくれれば勝ち。すごーい!
・凍らせたおでん。
◆《神炎皇ウリア》
・どうにも事故る印象が強いのでまだ試していない。
●スキル考察
◆インチキドロー
最有力。シンクロモンスターや《苦紋様の土像》が破壊された時のフォローに。
とはいえ、この記事をある程度書き上げた翌日にはもうリミットが発表されてしまい、「『デュエル中1度のみ』、『星7以上のモンスターが戦闘で破壊された時』、次のドローフェイズに2枚ドロー」と弱体化をもらってしまった。
それでもまあ……なんとかなるんじゃない?
◆連動トラップ
地味に削る。たぶんロックバーンに寄せたほうがいい。
◆終わらない罠地獄
手札に罠モンスターを確保できるので、《王家の神殿》さえあれば劣勢時の巻き返しにはなると思う。
インチキドローに規制が入った今は最有力な気がする。
●デッキレツピ
◆星2チューナー軸
馬鹿正直に星6シンクロモンスターを出すと3軸シンクロデッキのほぼ劣化になってしまうので、差別化の意味でも《地底のアラクネー》がメインになる。
この1枚だけでもデッキを組む意義はあるものの、対象耐性持ちに対しては厳しいところ。
ここは《超念導体ビヒーマス》でささやかな抵抗を。
するとチューナーが限られてきてしまうのが難点。
2種類とも優秀な部類のチューナーであるものの、全体的に低い打点を補うにはややきつめ。
《始原の帝王》が闇属性・悪魔族であることを生かし、《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》 を入れた地縛神寄りのファンデッキにしてみた。
(1)の効果は機能しないものの、3000のデカブツなのでそれなりに頼りになる。
……真面目にやるなら《ダークエンド・ドラゴン》で。
◆星3チューナー軸
粒揃いの星7モンスターが使えるので、一番シンクロしている感じのあるデッキ。
とはいえ、《フォーチュンレディ・エヴァリー》は自己再生能力が使えず(星3魔法使いチューナーがいくらなんでも厳しい性能ばかりなので)、《ブラックローズ・ドラゴン》は何もかも巻き込んでしまうので、他3体をメインに戦っていくことになる。
一見冴えない《フレア・リゾネーター》の打点アップが割とありがたい。
《ジャンク・シンクロン》を入れればジャンクシンクロ2種も使うことができるなど、星3には優秀なチューナーが多く所在するので発展のしがいはある。
あと、できれば《妖精龍 エンシェント》が欲しい。
◆星4チューナー軸
困ったことに星4チューナーはどいつもこいつもマトモな使い心地をしていない上に、罠モンスター使ってまで出したい性能のカードが星8シンクロにはいない。ええっ…
幸い、《ジャイアント・レックス》+《封印の黄金櫃》や、《俊足なカバ バリキテリウム》など、手軽に場に出せる星4では対応していない属性指定のシンクロはいるので、
それらを《ヴァイロン・プリズム》とシンクロさせて殴り倒すのが主戦術になる。頭が悪いが、星8シンクロとシンプルな打点強化は相性がいい。
当然、ネクロバレー下では効果が発動できない上に、地味に《星態龍》の下でも発動できない。ダメだこりゃ。
●デッキごとの相性
ネクロバレーが通る?→いける
↓
ヴァルバロイドで殴って永眠しそう?→いける
↓
手持ちのシンクロとの相性がいい?→いける
↓
死
◆割と勝てるデッキ
・ネクロバレーが刺さるデッキ全般には土像で除去しつつ殴れるので強い(不知火、クリストロンなど)。
ただネクロバレーが引けないと、こっちの展開が遅すぎて負ける。ネクロバレーが強いだけなのがバレーた。
・アロマ、サブテラーなど、展開が同じくらいに遅いデッキには罠モンスターの特性もあって勝ちやすい印象。
無論両デッキに魔法罠除去のできるカードがないなんてことはないので、過信は禁物。
◆半々ぐらいのデッキ
・ブラマジは相手が動きだす前に全力で土像を使えば殴り倒せる。確かナビゲートの(2)は王家の神殿に対して使えなかったはず。
・青眼はネクロバレーが刺さるカードが少なく、《白き霊龍》が怖くて痛い。やめてくださいしんでしまいます。
・超重武者は《シノビ-A・C》に対しての回答が欲しいのだけど、それ以上に《シュテンドウ-G》を出されるとあっさりと天国に行く。
・星3チューナー軸ならマジシャンガールに対しても頑張れる。罠なのでサイマジで止まらないだわよ。
◆負け
・古代の機械。こっちの引きにもよるけど完全に終わってる。
・墓守。
●総括
Q.で、強いの?
A.いずれわかるさ…いずれな…
色々考えれば考えるほど、罠モンシンクロなんて遠回しな手段でなくてもシンクロを出せる手段なんて山ほどある。
つまりシンクロにこだわればこだわるほどに弱くなってくる。くるのです。
強みらしい強みといえば、「土像のフリーチェーン除去」「素材指定のあるシンクロをスワンプマン・量子猫でまかなう」「王家の神殿からのヴァルバロイドや地縛神」あたり。
罠モンスター+妨害カードたくさん+青血やオベリスクなどすべてを終わらせるカードなどで、もう少し尖った構築にしたほうが強いと思いますよ。( ´∀`)y━・~~
けど底無し持ってないんだった。
誰か正解を教えてください。
★もう少し考えてみよう!
・ドラグニティたちと組ませる。けど土像だけでいいじゃん。《ドラグニティナイト-トライデント》を使ってEX打ち抜く。アド損。ひゃあ。
・万丈目のスキルで《おジャマ・カントリー》を置くと、相手の除去がそっちに向かう。アドォ!
・「デュエルスタンバイ」+《ガーディアン・エアトス》。このスキル持ってないけどできるの?
・「赤き竜の痣:ドラゴン・ヘッド」+ジャンクシンクロモンスター+《スターライト・ロード》。
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