ウツボよおどれ

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ジェイドはウォーズマン?

 

 

 

ふと、キン肉マンワールドで失明したという共通点を持っているキャラを思い出した。


ネプチューンマンのダブルレッグ・スープレックスで失明したウォーズマンと、
ネプチューンマン(とセイウチンの)マスク・ジ・エンドで失明したジェイドである。


原因はどちらもネプチューンマンである。また両方ともタッグ戦である。
縁もゆかりも塩昆布もないこの2人だが、多少無理やりにでも考えてみることにした。

 

夢の超人タッグ編において、今考えてみるとタッグ構成は割と意外性があるものだったと思う。
キン肉マンテリーマンのタッグが成立せず、片方はカメハメ、もう片方はほとんど会話すらしてこなかったジェロニモ
バッファローマンモンゴルマンを誘い、ウルフマンとブロッケンJr.は寄せ集め的にコンビを結成。
順当なのは師弟関係のウォーズマンロビンマスクの超人師弟コンビくらいである。


ファイティング・コンピューターのウォーズマンと、超人博士のロビンマスク
実力者同士の息があったタッグなのは明白だが、ロビンマスクネプチューンマンの正体を探りたがるあまり、ウォーズマンが振り回される格好になって敗北した。


ウォーズマンは死亡するが、窮地に陥ったモンゴルマンをベアークローで助けている。
ロビンマスクもマスクを剥がされてはいるが、キン肉マンに鎧を渡し、2000万パワーズの救出に一役買っている。

 

究極の超人タッグ編も、上とまるっきり同じことが言える。
万太郎とキッドのタッグは(これまでの交友関係を考えても言えるが)不成立で、片方はカオス、もう片方はロビンマスクと時代を超えたタッグを結成。
ネプチューンマンセイウチンを誘い、イリューヒンとバリアフリーマンは寄せ集め的にコンビを結成。チェック・メイトは顔剥ぎ。
順当なのはライバル関係のジェイドとスカーフェイスのスーパー・トリニティーズくらいである。


H・F2期生でも特に実力者のジェイドと、狂乱の仮面ことスカーフェイス
実力者同士の息があったタッグなのは明白だが、スカーフェイスが完全無欠の球根を求めるあまり、ジェイドが振り回される格好になって敗北した。
(ベル赤の喪失も大きいと言えば大きいが)


ジェイドは戦線離脱した後、特に何もなかった。
スカーフェイスも顔の顔を剥がされてはいるが、ヘル・イクスパンションズVSヘルズ・ベアーズ戦でセイウチンの説得に一役買っている。
(一応、このタッグはピラリアの花で回復した後、マッスル・スパークの練習に付き合っている)

 

ここから考えてみると、
キン肉マンキン肉万太郎
テリーマンテリー・ザ・キッド
ロビンマスクスカーフェイス
ウォーズマン→ジェイド
プリンス・カメハメ→カオス・アヴェニール(途中で死亡する者という点でも共通)
という図式が(とてもうっすら)浮かび上がってくる。
万太郎が最終的にタッグを組むのはキッドではなくケビンマスクなので、もちろん完璧に一致していないが。

 


そうしてジェイドのこれまでを遡っていくと、(強引な解釈ではあるが)奇妙な一致が見えてくる。


ウォーズマンはバラクーダに育てられた哀しき戦闘マシーンである。
オリンピック編ではビビンバに好意を寄せられるが、バラクーダはそれを跳ねのける。
キン肉マンとの戦いの中でウォーズマンは自我に目覚めていき、最終的にはバラクーダから巣離れする。


ジェイドはブロッケンJr.に育てられた、哀しいかどうかは別として、彼にとても忠実な戦闘マシーンである。
ガゼルマン戦では感情を制御できずにベル赤を使用したり、スカーフェイス戦では師弟関係を痛く突かれ、まだ巣離れのできていなかったジェイドは大敗する。
オリンピック編になると、凛子から好意を寄せられる格好になるが、ヒカルド戦の中でブロッケンJr.はそれをほとんど無視する。
そのヒカルドとの戦いの中でジェイドは自我に目覚めていき、最終的にはブロッケンJr.から巣離れする。


7人の悪魔超人編/黄金のマスク編でのウォーズマンはステカセキングにやられ、バッファローマンにやられ、アシュラマンにやられと散々な境遇だった。
同様に、悪魔の種子編でのジェイドも、何一つとして出番がなかった。

 

また、ウォーズマンにとっての親といえばロビンマスクに他ならないが、ジェイドにとっての親といえば、スカーフェイスブロッケンJr.の2人がいることにはなる。
少なくともジェイドとスカーフェイスは対等な関係ではある……。
なんかよくわからなくなってきた。


この後のウォーズマンを待ち受けるのは、「ウギャーキン肉マーン!」……ではなく、ポーラマン戦における、師を目の前で失ったことによる奮闘。
同じように、今後のジェイドを待ち受けるのは、スカーフェイスを目の前で失ったことによる奮闘なのではないか……と思ってみたりするのでした。おしまい。