~前回までのあらすじ~
さくらがんばる!
・現在のメンバー
どんどん、エクス、あひる、ちゃんほゅ、カンフー、ひとひら
・控えメンバー
シーサ、ぽたぽた、ドラグナ、ムッち、ぶよう、ヒヤリ、トサカ
前回で一気にメンバーが増え、なんと13匹もの大所帯に。つい最近まで風前の灯火だったのに。
チェリンボがかわいくて、しかしレベルがとても低いので一気に育成をがんばる。
か、かわいくない……ような……
発売前からプッシュされていたポケモンでありながら、ゲームで見る時には大半がこの姿がなのがちょっと切ない。いざフォルムチェンジさせても、自分で使っていたら背中しか見られないし……
ひとひらの育成に使用したのはレストランである。
ぱやトロを出オチさせたことで悪名高い、あのレストランななつぼしである。
そのほか、ポケモンセンターに毎日配置されるトレーナーも活用した。
現在ひとひらのレベルは39だが、ここまで育てきる前に「タッチペン操作に切り替えたらちゃんほゅにぶん殴られる」「花びらの舞をさせていたら、回復も交代もできずに倒れそうになる」など早速苦難の道を歩み出した。つくづく日陰者である(お前のせいだろ)。
また、レストランはダブルバトルのため、範囲攻撃をして速攻で片付けたいのが常だが、どんどんの波乗り、エクスやぽたぽたの地震は全体攻撃なので、そんなに上手く事は運ばない。
ヒヤリの育成をするにあたって、ぶようと並べて吹雪連打も試みたが、ぶようの特攻が低すぎて押しきれないという珍事もあった。
3体もの新規メンバーを育成し、今後も見据えた主力メンバーの育成も含め、効率の良いルーチンワークを考え出した。
1.レストランでレベル上げ。
↓
2.ズイタウンの新聞社でポケモンを見せる。天に召されたポケモンでも見せることくらいは許される(はず)。ハートの鱗やボールを貰う。
↓
3.そのままズイタウンのふかふかの土で木の実を育てる。
↓
4.ウラヤマさんの屋敷でメイドと勝ち抜きバトル。
4.は対戦ユーザーでもない限り、あまり使った人がいないであろう場。
5人のメイドを指定されたターンちょうどで倒すと、6人目の相手がふしぎなアメを持ったハピナスを繰り出してくる。ハピナス自体の経験値がおいしい上に、泥棒で奪えばアメをもらえる。
メイドが出してくるのはただのピッピだが、こらえるを覚えているので考えて戦わないとターンちょうどで倒すのは厳しい。
だが、ぽたぽたの特性は砂起こし。たとえこらえるで耐えきれても砂嵐のダメージで倒せる。
5人目のピッピが飛び跳ねるを覚えているので不確定要素が起こりやすいのが辛いが、そこは4匹目までで調整することで、安定してアメを泥棒できる(泥棒要員はトサカ)。
このルーチンワークを続けていき、飽きてきたころ、キッサキジムに突撃。
氷タイプを半減で受け止められるメンバーで。受けの姿勢。
トサカに瓦割りを覚えさせて、ジム内にいる氷ポケモンをどんどん狩っていく。ヒャッハー!
でも現実はそんなに甘くな~い。
キッサキジムはまた一段とレベルが高く、主力メンバーでも手を焼きがち。まだレベルの低いトサカの不一致弱点程度では易々と耐えられる。
・ユキカブリ→威張ると凍える風でハメられる。
・オニゴーリ→冷凍ビームが痛い。
……などなど、スズナの下に辿り着くのもだいぶ精一杯だったのでした。
とはいえ、こちらにはカンフーがいる。
素早く、氷1/4で、格闘・鋼タイプと、スズナをいぢめるためだけの男である。中国拳法ってやつはきたないなあ。
そう、もうジム戦に情けなんてものはいらない。
ヒョウタを前に全滅した苦い記憶。それと、会話を聞いてくるマキシ。
トウガン戦を思い出してみよう。どんどんが3回動いただけで終わったぞ。
だから今回のスズナ戦もカンフー1匹で決めてあげよう。
初手で剣の舞を積み、ニューラを波動弾、ユキノオーとイノムーをインファイトで倒す。
はーっ、マニューラじゃなくてニューラか、マンムーじゃなくてイノムーか! 張り合いのない相手だなあ!
それがお前の切り札か! だがこのメタルクローを耐えられるかな!
インドメタシンを10本も飲んだのだから先手を取って、これで終わりだ!
ブェーーーーーーッッッッ!
剣舞メタルクローを耐えられてしまったのではなく、普通に先手をとられて直撃しました。しかも急所。
よーく調べてみたら、ルカリオの素早さ種族値は90、対するユキメノコは110。
見た目のわりにルカリオ遅っ!普通逆じゃない!?
そんなカンフーの仇はなんとかトサカが討ち取りました……とさ。
ああ……なんでカンフー1匹で倒そうとしたんだろう。
いちいち素早さ種族値を調べながら戦うのは野暮ったかった。
とはいえ、前回エレブーに抜かれてしまったという伏線があったのにもかかわらず、カンフーが勝手に素早いと思い込んでいたのは間違いなくミス。
また、剣の舞を積んだとはいえ、メタルクローも威力が低い技だから、ユキメノコを倒せる保証がどこにもなかったのも事実。
ここはおとなしく引いておいて、シーサでじわじわと攻めていくべきだったのは明白。
ああ……どうしてダメな戦略を取ることに限っては思いきりがいいんだろう……。
勝てば官軍、キッサキジムは我らが死屍累々ポケモン軍に下った。シンオウ制覇の日は近いなり。
しかしながら此度の戦いでカンフーという名のある武将を失った。
勝った我らは官軍であるが、稚拙な采配で仲間を失ったこの戦いを良く思ってしまっていいのか。
その答えは誰にもわかりましぇん……