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「魔女見習いをさがして」の感想

 

 

この記事は「魔女見習いをさがして」の感想です。

ネタバレは割と容赦ないので、見に行く可能性が1%でもある人は読まないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「魔女見習いをさがして」、正直、期待値が果てしなく低いところからスタートしたと思います。

主役がどれみたちじゃないどころか知らない女性3人組の時点で成功する要素ゼロというか、「おジャ魔女でドラ泣きを?????」「おジャ魔女を客寄せにした、昨今のアニメ映画ブームに便乗しただけのどうせしょうもない映画」とか、罵倒ばかりが浮かんできちゃってました。

 

「あー、この主人公たちとは別にどれみたち出るのね」と思ってたら、情報が出るにつれてさらに希望が薄れていき、コロナで公開延期(やむを得ない)。
その後も、映画は公開されてないのに販売されている菓子パン、プリキュアにおけるオマケ中のオマケ的な客演が見ていて辛く、期待値の上がる要素が皆無。
小説版はまだ全部読んでませんが、大人になったどれみたちが鬱展開に巻き込まれていくという生々しい代物とのことなので、となると最初から大人たちが主人公である本作もどうせ……感。
きょうだい分のデジモンでも近年の展開が、単純にかなりキツい作品だったtriや、子供たちとデジモンを引き剥がす禁忌を描いた、悪い言い方だけど押しつけがましい内容だったラスエボだったので、非常に不信感があったのも大きいです。
そんな調子なので制作陣のインタビューを見てもいまいち期待できない!キツい!
試写会を見に行った人が「割とよかった」と言っていることだけを頼みの綱に見に行く映画は……寂しいなあ!

 

そうして期待値を無理やり30点くらいにまで引き上げていたからか、大人になってからどれみを後追いしたからかどうかはわかりませんが、思っていたよりもずっと素晴らしい映画でした

 

なお、自分のステータスは
当時の視聴状況:やってたことは覚えてるがまるで記憶にない。
現在の視聴状況:本編と映画は全部見た。小説版は16だけ。
好きなキャラ:万田きょうだい、オヤジーデ、ももこ
女児アニメ:プリキュアを少々、スタッフのことは知らん。Pがデジモンの人。
感受性:ゴミ。
理解力:あほ。
です。


自分は全話見たもののハッキリ言ってどれみに全然詳しくないです。
まず、Twitterでどれみに詳しいフォロワーがいないので、どれみ界隈の情報が1mmも入ってこないガラパゴス状態です。
最近になってなんで全話見ようと思ったのか全然覚えてないし、なんか興味のない授業を単位のためだけに履修したとしか思えない。

 

自分のことだからどうせ見当違いそうですが、どれみというコンテンツに今どれだけの体力が残ってるのかを考えてみると、ない部類だと思います。
主題歌は誰でも知っているが、作品の内容についてはあんまり語られてない印象があって、
アニメ本編が完全に完結していて、小説など映像以外の媒体だけで細々と。外伝やスピンオフもなし。
プリキュアとかは毎回代替わりしてますけども、おジャ魔女は年を重ねていくシステムなのでそれがなく、むしろ最近はプリキュアのほうで道徳めいた話も多くやってるので相対的にどれみの影が薄くなってる感。
Hugプリの育児描写を見てからだと、♯の育児描写が粗雑に見えた記憶もあります。
いくら20周年とはいえ、このタイミングでおジャ魔女???

 

 

 

・どれみが出なくてもおジャ魔女どれみ

率直に言えばこの映画にどれみ本人はまーったく出ません。
知らない女性3人、ソラ、ミレ、レイカが主役です。
大暴投です。

 

元も子もない話、どれみたちは最終話で小学校を卒業し、高校生になってからの話は小説版で書かれています。今更主人公にはできません。
パンフでは、最初はどれみたちを主役にしようとしていたものの、最終的にはナシになったと触れられています。

 

それはそうと、「せっかくどれみが映画になるのに、どれみが脇役ってどーゆーことよ!?」と思ってなりませんが、次第にそんな気も薄れてきました。

 

自分はどれみという作品で、どれみたちおジャ魔女がすごい重要なものだとは思いません。
プリキュアとか仮面ライダーは主人公がいないと話が成り立ちませんが、おジャ魔女がまったく画面に出なくてもどれみはある程度成り立つと思います。
クラスメイトが悩みを抱えていて、解決するためにどれみたちが魔法を使うものの、うまくいかなかったり、ドタバタしてたり、魔法を使わずに直接話し合ったりして、なんだかんだいいムードになって解決。これがおジャ魔女どれみな大体(おそらく)。
それゆえに、ステキな魔法少女のお悩み解決物語というよりは、コメディ調のヒューマンドラマな傾向にあるため、話を作るにあたって本当にどれみたちが必要かというとさほどでもない、と思います。そりゃ、試験回とかは別ですが。
なので、初報が出てから時間が経つにつれて、「どれみがいなくてもおジャ魔女どれみにはなるから、そんなに問題ないのでは?」という印象に落ち着いてきました。
もしくは、自分はどれみファンであるものの、スクリーンでまたどれみに会いたい気持ちはそんなに強くないという感すらあります。浅さゆえか。

 

また、公開日の前日、予習のために「カエル石のひみつ」を初めて見ました。
この映画、不帰山でどれみたちがカエル石の伝説に巻き込まれたり、あいこと祖父の関係がクローズアップされたりしますが、なにか事件を解決するような内容ではなく、登場人物の感情部分を除いては何も起きないというとても異色な映画でした。有り体に言うとデジモンハリケーンです。
♯の劇場版もどれみとぽっぷの話で、とても小規模なドタバタ劇です。
これらを見て、どれみという作品で映画のストーリーを描くことの難しさと、主役をどれみ以外にすることによって新しい切り口が見えるんじゃないかという気持ちになりました。公開前日に(遅っ!)

 

つまりは。
本作の主人公3人は、かつてどれみを見ていた女性です。
その3人の悩みがなんやかんや解決されたりするので、この映画はおジャ魔女どれみです。
悩みが解決される作品は大体おジャ魔女どれみになりえます。

 

 

・キツめの序盤と面白い中盤

3人はMAHO堂のモデルとなった洋館についてのネットニュースを見て、実際に訪れてみたところ、自分たちがどれみファンであることがわかって意気投合します。
3人はどれみファンと言えども、それぞれ視聴媒体や時期が微妙に異なっていて、少なくともどれみオタクってほどじゃないです。
こんな話題がネットニュースになったり、どれみは見たことないがニュースなら見た人も訪れそうだのに、偶然どれみファン3人が出会って意気投合します。
自分は当時のどれみ人気を知らないので、仮面ライダーエグゼイドでワンダースワンが人気ゲーム機だったことを思い出しました。

 

3人は意気投合したばかりかその場で友達になり、「カエル石のひみつ」の舞台である飛騨高山に聖地巡礼しに行きます。
3人が最初に出会ったのはおなじみMAHO堂でしたが、次の飛騨高山は劇場版での旅行先に過ぎないので若干の落差を感じます。
まあ、せっかくの映画なのでロードムービー感を出したかったんだと思います。
それに恥じないくらいに、背景や風景、自然の描写は総じて素晴らしいです。

 

OLのミレは商社に勤める帰国子女のエリートですが、言いたいことをハッキリ言う性格なので、職場で不当な扱いを受けています。織本泉ですね。
大学生のソラは親に言われるがままに教師を目指しましたが、教育実習の際に発達障害の児童とうまく向き合えなかった苦い思い出があります。
フリーターのレイカは両親が離婚して母が病気、ストリートミュージシャンの聖也と付き合っているが金をたかられる日々です。
3人は初対面の時点からフルネームで名乗りあうばかりか、上記の境遇を臆せずにぐちぐち言いまくるため、こうした調子の序盤は見ていてしんどいパートです。

また、3人とも声は本職の声優さんではないです。
別に棒読みではなく、上手いです。クールなミレ、内気なソラ、元気なレイカのそれぞれにしっかりハマッています。
ただ、聞き慣れていない序盤、特にギャグパートでの長台詞は若干不安だったかなとも。
事前にあんまり情報を仕入れてなかったので、「この声の人はどれほどの気持ちでどれみの映画に出てるんだろう」と気になって、あまり集中できませんでした。
パンフを見たら、自分よりずっと深いどれみファンだったので反省しました。

 

旅行中、ミレの発案によりレイカは軽い調子で魔法を使おうとしますが、何も起きず、急いでた子供にぶつかられるだけです。
しかし、ここで魔法を使ったことによって、2人の人生を大幅に変えるようなイベントが。
平凡なテンポでの旅行中、単にぶつかられただけで、結局何も起こらない。魔法はアニメの中だけの出来事……。
そこから矢継ぎ早に次々とイベントが発生していくため、爽快感があります。
映画は1番面白くてスピード感のあるシーンを最初に持ってこいとはよく言いますが、これまで丁寧に貯めてきた分、中盤で最高速をぶつけるのもまた面白いですね。

 

ソラの問題は割とオマケ程度に解決します。
というのも、対人関係などに悩みやイベントのあったミレやレイカと異なり、ソラは自分の殻を破ることが課題だったので、そこがなんとかなれば話は早いです。
ただ、ソラが気にかけていた発達障害の子が若干素直すぎるというか、そのあたりは見てて若干引っかかった気がする。
このくだりの本質はソラが自分の道を見つけることだとは思うんだけど……うーん。


その後、試験に合格したソラを祝うために3人はどれみたちが修学旅行で行った奈良に行きます。どれみはあんまり聖地らしい聖地がない作品とはいえ、他にもうちょっと行き先候補なかったんだろか。なにかにつけて酒が出てくるのは大人になったことへのメタファー(雑!)

道中の車内で、3人は大宮竜一という大学生に会います。

 

 


・一番共感できたキャラクター・大宮竜一

主人公3人にはそれぞれ距離の近い異性が設定されています。
ミレの後輩の矢部はミレにぞっこんで、ミレも鈍感だったのであんまり意識していなかったという、典型的な形です。
イカの悩みの種だった彼氏の聖也は、特に輝かずにフェードアウトします。
ソラに対しては大宮ですが、2人はここが初対面です。

 

ここから、展開がご都合主義というか、運命的というか、面白いくらいに安っぽくなります。
大宮もまたどれみファンであり、穴を埋めるようにおんぷ推し。シーンの逐一を丸暗記している上、奈良在住なので3人のガイドができる。3人がどれみの聖地巡りをしていることに気づくと、自分の一人旅をやめて3人に付き合いだす。
ソラとは特に気が合うばかりか、ソラにイケメンアイドル好きであるという設定が生えて出てきて、おまけに竜一が好みのタイプというくらい。
ソラの好きなどれみキャラはずばりどれみで、どれみが惚れるような男は大体量産品のようなイケメンである、という部分をオマージュしたのかもしれません。

 

面白いくらいにチープな恋愛劇は、勇気を出したソラの告白を竜一が断る形で終わります。
ぱっと見で大宮は誠実そうで、実際ガイドを自分から引き受ける誠実な人間なものの、それは旅行の間でしか自分を見てないからだと。
周囲の人間と仲良くすることができず、SNSでは炎上経験すらあるくらいで、
初対面の3人の写真を無断でおんぷの顔に加工してアップし、本名で検索すればそのアカウントが容易に特定できるヤバさです。
(このシーンと、終盤のマジカルステージ直後のシーンが、映画館内での反応が大きかったと思います)

 

この大宮というキャラクターにはすごく共感できるというか、グサリと来ました。涙腺に来ました。
男性キャラ3人のバックホーンはよくわかりません。まあ、バックホーン書くなら脇役より主役だからですが。
なぜ矢部がミレにぞっこんなのかとか、なぜ聖也が歌をやめてレイカに金をせびっているとか、そのあたりの背景は不明です。
特に大宮の場合、なんで1人旅をやめて3人のガイドを引き受けたのか、なぜおんぷが好きなのか、どうして人と仲良くなれないのかは一切不明です。(炎上した理由は想像がつかんでもないですが)
大学4年生なのに時間の余裕があるので、ある程度はデキる人間なんでしょうが。

ソラが親の決めたルートに従った結果、辛い失敗をしたとか、
ミレが職場で蔑ろにされて、海外での成功を帳消しされたとか、
イカは両親が離婚して、彼氏に金をせびられて、夢もなんだか後ろ向きだとか、
苦難・抑圧を乗り越えて夢を目指す主人公3人はとてもドラマチックです。
他意はないですが、こうした苦難・抑圧を乗り越えるキャラクターは男性よりも女性のほうがドラマチックであり、感情移入もしやすいです。

この大宮というキャラクターについては何が苦難・抑圧なのか、どんな夢があるのかという部分が不明瞭です。
矢部の夢は「ミレの隣にいる」とわかりやすく、苦難とかはなさそうです。
聖也は「レイカにたかってその日を生きられればいい」くらいのキャラクターで、過去に苦難や夢とかはあったんでしょうが、現在はどちらもあんまりなさそうです。
大宮を深く考えようとすると、特に何か苦難・抑圧はないが、これと言って夢もないし、トラウマを乗り越えること自体が夢というわけでもなさそうで、
特に何かドラマ性があるわけでもなく、人と仲良くしていけず、失敗が続いている、追い求める夢もなさそうという、すごくセンチメンタルな部分が感じられます。
親にルートを決められているとか、職場でいじめられているとか、家族関係や交際関係がうまくいかないとか、そういうのがなく、夢があるわけでもないし、問題が解決できない。
夢を求める話はドラマですが、自分は特に人生にドラマがあるわけでもなければ、具体的な将来の夢が何もないので、主人公3人よりも大宮のほうにすっごくグサリと来ました。来てしまいました。
ドラマの描きようがないキャラですが、だからこそ共感できてしまうのが、複雑です。

 


・混ざり合うファンタジーとリアル

この映画は現実的な作風ではありますが、ところどころにファンタジーめいた部分があります。
3人の出会いとか、レイカが魔法を使ったこととか、ソラと大宮の運命的な出会いとか、ミレがイメトレした柔道で人を投げ飛ばしたり、最高に気持ちいいタイミングで退職届を出したり。
「魔法がない、救いようのない世界」というような、リアリティある重苦しい雰囲気の作品だと予想していたのですが、本作では偶然とか運命とかコミカルなギャグとかがふんだんで、総じてファンタジー的であるとも思いました。
「魔法が出てこないおジャ魔女」くらいの作品です。

ソラと大宮の急接近していく関係は完全なファンタジーでしたが、大宮がフることによって、リアルに巻き戻ります。
イカの魔法とかを筆頭に、辛いリアルな部分と都合がいいファンタジーな部分、緩急がついた振り子のように動いているので、ただただ辛いリアルばかりでなければ、ただただ都合が良いだけのファンタジーばかりでもない、奇妙な感覚に陥ってきます。

 

都合のいいことが起こらないリアルな部分がファンタジーによって生み出されたようであって、
ファンタジーめいた世界をリアリティを持ってたくましく生き抜いていく。
その揺らし加減が実に絶妙なためにラストの感動につながってくるというか、
あのラストはきわめてファンタジーであるようで、目の前で起こっているリアルであり、3人が見ているファンタジーにも過ぎないような……
お前は何を言ってるんだ。

 

とりあえず、大宮がソラを振るシーンとラストで計2回涙腺に来ました。
い、いい映画だなあ……魔女見習いをさがして。

 


・どれみたち

ひとつ引っかかったのは、作中での春風どれみについての扱いかなと。
おもに、はづきとの喧嘩や最終話での行動などについてがピックアップされてましたね。
大体の作品で初代主人公は神格化されるようなポジションですが、どれみはそういう扱いをされるような立場でもないような気がします。というか、後にも先にも主人公はどれみだけだし。
どれみは立派な行動が多い反面、年相応に短慮な部分もある。それでも何かをしなくちゃとひたすら頑張る。素敵な魔法少女とは縁の遠い、魔法少女にあるまじき泥臭いキャラクターです。
なのでどれみがすごいすごいというセリフが出るたびにどこか空虚に聞こえて、どれみの生き様に憧れて尊敬してるほうが自然なんじゃないかな、とは思いました。
いや、この辺は個人の感想によるものが大きいですが。

 

どれみ以外のおジャ魔女は作中であまり名前を出されなかった感じです。
どれみとはづきの喧嘩回が流れたり、レイカが両親の離婚したあいこに自分を重ねてたり、大宮がおんぷ好きで、あとはももこの作ったお菓子が出たりするくらいか。
ハナちゃんはほぼ扱われてないです。そこはどうにかしてねじ込めなかったか。あと、ララは……大人の事情?
声優の客演だと、おジャ魔女たちの人がモブで出ていたのはわかりやすかったですが、ミレをいじめるOLが島倉さんなのはかなりわかりやすかったですね。

 

 

 

・総括

公開前のヤバさ、どこをどう期待すればいいのかわからない感じが解消された素晴らしい映画でした。

 

期待値のほかにも、自分がどれみファンとして浅浅の浅(あさあさのあさ)だったからとか、色々理由はあると思いますが、ここまで綺麗な球を投げられて、それが突き刺さったのは事実です。
ストーリー展開・雰囲気・キャラクター・どれみ要素など、複数の要素が絶妙なバランスで混ぜられて昇華されていた非常に素晴らしい作品であると思います。
ただまあ、どれみを期待して見に行ったらどれみが出なかったという人もいれば、主人公3人よりもどれみたちを見たかったとか、登場人物の誰にも共感できないとか、鑑賞の際に求められるバランスが非常に繊細な気もしていて、
自分がハマれたのも、映画の波長と自分の波長が綺麗にかみ合ったのが大きかったよなと思います。
「転がっていった魔法玉をなくすんじゃないか」とか、「ミレとレイカが同性愛に流れ込む安易な流れだったら嫌だな」とか、見ながら思っていたことを回避しまくってくれたし。

実際、万人受けするかと言ったらかなり難しく、相手のどれみ視聴経験に関わらず薦めにくい映画だなあとも。
「『魔女見習いをさがして』、面白いよ! どれみは出るけど、主人公は当時どれみを見ていた大人の女性で……いや作中にどれみがどれだけ出るかというと…………ッカァ~~~!(ため息)」的な(なにそれ)


先ほど言った内容の反復ですが、仮面ライダーとかプリキュアとかは、ヒーロー・ヒロインが敵と戦うことが常に軸にあり、画面に出ないと話が成立しませんが、
どれみは、どれみたちがいなくても成立しうるヒューマンドラマという特殊な作品で。
「どれみって、本当にどれみが出なくても、どれみになるんだな」と、思いました。どれみがゲシュタルト崩壊してきた。
そんな感じで、映画として楽しく、自分の意見が正しかったようにも思えて嬉しく、非常に新鮮な映画体験だったんじゃないかなーと思った次第でした。

 

 

自分は、非常に冷静沈着で蟹に流されない……とは真逆の性格で、感想をしようとするとつい他人に感想の内容が引っ張られてしまいます。
ただ今回の映画は、映画を見終わってから極力ネット断ちして(デュエルリンクスはやってた)、全力で描き上げました。
まあ……読む人が読めば「ここは違う!」と思うでしょうし、自分も人の感想を見て「自分の感想はここはおかしかった!」と思うこともまたあるでしょうが、
映画視聴後のテンションをなるべく残した状態で、思ったことを文章に残したこの行為を大切にしたいなと思います。

 

あと。
自分は仕事終わりに急いで映画館に行きました。間に合うかどうかギリギリでした。道に迷いました。オレ方向オンチだからさ!
映画見るならポップコーン食べたい~~変わりもののドリンクやってるから飲みたい~~~と思ってました。はらへってました。
映画館に到着したのが上映開始の10分前。売店に並ぼうとするものの、少し並んでいて時間がかかりそう。仕方なくポップコーンを諦めて座席に着きました。
結果、CMを10分か15分か、結構長い間見ていました。周りの人、みんなポップコーン買ってました。なんと周りの人は時間のことを考えた上で売店に並び、座席についてたりしてたのです。それができなかったのは私だけなのです。つ、つ、つ、つ、つらい!つらかった!
時間の管理は大切にね!