ここしばらくはポケモンユナイトを高頻度でプレイしていたが、マスターになれた。
なので特に実にならない、ゲーム自体の感想を書こうと思います。
とりあえず、マスターにはなれたので少し距離を置こうと思った。
毎日少しくらいはやってもいいかもしれないけど、たとえば休日に何時間もずっとやってたら本当におかしくなりかねない。
ボイチャで意思疎通ができる相手がいればもう少しストレスフリーかもしれないが、悲しいことにそれはないものねだりになってしまう。
対人ゲーなんてものは友達がいること前提、それもチームゲーをソロでプレイして極めようとするやつは余程がない限りマゾにしかならない。友達がいないからゲームに逃げてるのにゲームの世界でも友達が必要だというのか(ぐちぐち)。
それはさておき、意思疎通のできない相手と共同作業するというのはすごく大変である。
ただ、dbdの生存者プレイは修理・チェイス・救助くらいしか選択肢がないから大雑把なプレイでもなんとかなるし、
スプラトゥーンは、極論1人で何十もキルできたりカウント進められるなら勝てる。
困ったことに、ポケモンユナイトでは、取れる行動の幅が多すぎる上に、1人だけが強くて頑張っても勝てないゲームであることがようやくわかった。
たとえばロトムについてだけど、手前のゴールが割れていない状態でロトムを動かすのは弱い行動だと思う。
下でカジリガメ争奪戦をやってる中、1人で上に居残ってレベル上げしているのはいい。まだいいのだけど、なぜかロトムを動かしてチームに貢献してるという気分になられるのは本当にやめていただきたい。
忌憚なく言えばその時間帯に1人でロトム動かす行為はこのゲームで最も弱い行動だと思う。
ロトムは「周囲に高得点を持った仲間が何人かいて大量ゴールが狙える」「サンダー前に動かして相手の足止め、あわよくば2倍ゴール」が狙えるのであれば強いけど、そうでない場合は野生ポケモン1匹分の経験値+20点くらいにしかならない。
こういった仲間が10試合に1人くらいならそういうものであると諦めもつくが、実際にはマスターランクに上がるまでに3,4試合に1人は見る。
ほかにも、カビゴンでカジリガメに向かう敵を防いでる最中に、なぜか援護射撃しに来るアタッカーとか、
狂ったように突撃して相手に経験値を献上しまくるとか、
レーン宣言をしないとか無視するとか、挙句序盤戦で中央ゾーンにいるポケモンに手を出すとか、カジリガメ1匹目を取られただけで降参しようとするとか、最低限のレベルさえ危ういことも多い。
もちろん自分だってそんなろくでもない行動をしたことがある。
ゴールに向かう相手を止めようとして逆に押し込んだりとか、意味のないところで攻撃に出て無駄に時間を消費して殴られて死ぬなんて事もある。
ほか、自分が気づいていないだけでエグいやらかしを何度もしているかもしれない。
そんな自分のやらかしで負けたことも少なくないので、仲間のことはこれ以上強く言えない。
そしてこのゲームはサンダーゲーである。
なんとかしてサンダーを倒したもの勝ちである。
サンダーを取ったのに負けたこともあるが、基本的にはサンダーさえ取れれば勝てる。
カジリガメも重要だが、やはり最後にはサンダーが重要になる。
試合時間10分あるうち、8分はほとんど余興に過ぎず、サンダーが出現するまでの残り2分のために試合時間を費やすので凄く疲れる。
ゲームにおける比重がサンダーに偏りすぎていて、「うおおおお!サンダー取って勝った!」とか、「サンダー取られなくてよかった…勝った…」とか、試合後の感想もサンダーありきになってしまう。
それまで優勢を保てていてもサンダーを取られれば高い確率で負けだし、逆もまた然り。
(サンダーまでの差がひどいとサンダーをとってもどうにもならないことは多いが)
単純に、サンダーを取ったかどうかだけを競っているような感じで、「これがゲームとして楽しいか?」と聞かれると、答えに悩んでしまう。
ゲームとして何か新しい体験をもたらしてくれる感じはあまりなくて、マスターランクに上がったはいいものの、以降もサンダーありきのゲームが続くと思うと行き詰まりに入った感じが強かった。
特に、敵味方が入り乱れてサンダーを殴っていると、どちらのチームが倒した判定になるのかは完全に運。10分の試合が50%の運で決まってしまう。
(ワタシラガのユナイト技やフシギバナのソーラービームで奪われると、警戒を怠っていたこちらの責任だと思えて諦めが付くが……)
逆転要素がなくて純粋な実力で決まるのが面白くないのは事実だけど、このシステムの関係でか、勝っても負けても、とにかく疲労感がすごい。
そしてマスターランクからがスタート地点とはいうらしいが、このゲームともうあまり付き合っていきたくないかな……というのが率直な感じ。
というのも、マスターランクまでは勝敗によってランクが上下し、下のランクに叩き落されることすらもあるのだが、マスターランクになってしまえばランクではなくレートの数字が上下するくらいで、影響はほとんどない。
なので、下のランクであれば「ここでサンダーを取れれば勝てるぞ!死んでも取るぞ!」くらいの熱意が仲間から感じ取れたものの、マスターになった今は「サンダー…取れればいいね…」くらいの諦め感が伝わってくる。
ほかにも、負けのペナルティがないのをいいことに、勝ち負けを無視したふざけた行動が良くも悪くも自由にできてしまう。
実際、自分も「ひたすらゴールするイワパレスが強い!」「サンダーを狙撃するフシギバナが強い!」という聞きかじりの情報をもとに地雷とも思われかねないプレイをしていた。してしまった。ごめんなさい。
なのでマスターランクはプレイしていていまいち張り合いがない、このゲームの終着駅のような気分だった。
というか、よほど勝率が絶望的ではない限り、毎日数戦やっていればいつかはマスターになれるような仕組みになっているので、マスターになっても特にいいことはない。
マスターから上を目指すならリアルフレンド4人集めて固定メンバーでやったほうがいいんじゃないでしょうか。
あとは、バグや、仕様か不具合かわからないような挙動も少し多すぎる。
自分が頻発したのは「何回かプレイした後にショップに行くとソフトがエラー落ち」で、5回くらいは経験した。
ほか、試合前のローディング時間中にエラー落ちもする。これは2回ほど経験したが、試合開始までに間に合って事なきを得た。
試合が始まっても動かない仲間を見た時は、エラー落ちしているものだと思ってやさしく接してあげよう。
ただ、仲間がエラー落ちやあからさまな放置をしていても、負けた時のペナルティは通常と同じなのでそこは納得いかない。
仕様か不具合かわからない挙動もすごい。
特にアローラキュウコンの「特性で草むらの中にいる敵にあられが落ちるので索敵に役立つ」という強みが不具合ということで修正されてしまった。それくらいは本当にテストプレイで気づいてほしかった。
また、数日前に拡散された「ロトムとカジリガメを一定数倒すと、サンダーに与えるダメージが減ってしまう」というバグは誤報だったと聞いたが、
検証の結果、「カジリガメを倒した時のバリアがサンダーにも適用されてしまう、という挙動なのでは?」という声も出てくるくらいで、何が正しい情報かわからない。疲れる。
ボイスチャットがまだ実装されていないのに、暴言を吐いたとしてボイスチャットを制限されるという謎の通報システムもある。
総じてこのゲームの感想をまとめてみると、
●面白いところ
・ポケモンを操作して遊べるアクションゲームなのはやっぱりいい。
・基本操作自体は簡単な割に逐次判断力が求められるので、まあまあやり応えあり。
●微妙なところ
・サンダー取ったもの勝ち。良く言えば逆転要素あり、悪く言えば大味。
・基本無料とはいえ、課金しないとアイテム強化+ポケモン入手が厳しいか。
・友達がいないとモチベがきつい。
・マスターランクが虚無。
●ダメなところ
・UI全般が最悪。2021年のゲームとは思えない。
・頻繁にエラー落ちする。試合中に仲間がエラー落ちしても補填要素無し。
・全般的な説明不足。
といった感じか。
来月にはスマホ版が出るらしいけど、この調子でスマホ版が出たらどうなることだろう。ちょっと予想がつかない。