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ONE PIECE FILM REDの感想とトロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪のこじつけ話

 

 


 もう10割全部自分のこじつけでいいのですが、ONE PIECE FILM REDについて。

 

 トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪やんけ~~~~~~~~~!!!!!!!

 

 

 FILM RADは昨日見たばかりなのに早速記憶がおぼろげになってきて申し訳ないんですが、多分それは鑑賞中に「あっ、ウタってシャロンじゃん!」と思って集中できなくなってしまったせいです。

 一応、ウタのやったことはマクロスシャロン・アップルというキャラに近いらしいですが、自分はあくまでプリキュアシャロンにウタを重ねて見ていました。ややこしいな!

 

 

 以下、ウタとシャロンの似ている部分の根拠。

 
 1.ストーリーでは歌が鍵(トットムジカ、シャンティア~しあわせのくに~)
 
 2.作品に登場した時点で八方ふさがりの状況。(人々の期待に応えるために歌うしかないウタ、13000年前に国ごと死んでいたシャロン

 

 3.作中の舞台は幸せな夢の世界で、望めばなんでもくれるが、実は滅んでいるので国民はいない(ウタワールド+エレジア、シャンティア)

 

 4.主人公側陣営のうち、主人公ポジションの1人との絡みが深く、その相手に呪いめいた祈りをかける(ウタ→ルフィ、シャロン→ローラ)

 

 5.世俗と隔絶されているので現代の常識を知らない(ルフィが海賊なのも天竜人の存在も知らないウタ、世界各国の建物を適当に並べるし牢屋に鍵もかけないシャロン

 

 6.主人公の仲間たちを拘束して捕らえる(ウタ→一味、シャロン→ハトプリの面々)

 

 7.帰りたいと言ったモブに激情し、超常現象を起こす(ウタ→大水没+人形化、シャロン→猛吹雪)

 

 8.無限に現れる雑兵と巨大な怪物が敵キャラ(音符の兵隊とトットムジカ、雪の怪物と雪の巨大怪獣)

 

 9.彼女が亡くなった後もその歌は人々を笑顔にし続けた。

 

 とまあ、9つくらいの共通点が見つかってしまいました。

 違うな。こじつけだ。

 

 べつに「ウタはシャロンのパクリだ!」と言いたいわけじゃないです。

 自分って「中性的な爆乳ボクっ娘キャラ」が好みなんですけど、実は「平静を保っているようで歪んだ願望を持った清純そうな感じの少女キャラ」も好きなんだな……って気づかされただけで。

 しいて言うなら、「FILM REDは豪勢なライブシーンがいっぱいだしウタの背景もしっかり描かれていていいな。トロプリ映画は9人分の変身バンクで思い切り尺稼いでたのに……」とヒガみ感情のほうが強いです。

 

 
 まあ、この2人の異なる点もまた多数あります。
 
 1.ウタは全世界の誰もが知る歌姫だが、シャロンのことは全世界の誰も知らない。
 
 2.ウタが事件を起こしたきっかけは海賊の悪意や自分に縋る民衆の声。

   シャロンのきっかけは彗星の衝突と願ってもない蘇生(=人為が絡んでいない)。

 

 3.ウタは全世界の人々を無差別にウタワールドに連れてこようとした。

   シャロンは周りを笑顔にできる人をシャンティアに招待した。

 

 4.ウタはネズキノコによる自殺・新型の伝々虫による被害拡大・裏の目的はシャンクスとの再会など色々考えていた。

   シャロンは特に策を弄していたり裏の目的もない。単純に悪事に気が進まなかった感。

 

 5.トットムジカを止めることができたのは海賊たちの総攻撃。雪の巨大怪獣を止められたのはプリキュアの慈愛。

 

 6.ウタはルフィの幼馴染。シャロンはローラとまったくの初対面。

 

 7.ゴードンはエレジアの大災害を生き延びてウタに付き添い続けたが、シャロンには誰もいない。

 

 8.ウタの歌は悪魔の実による能力or天性の才能。シャロンの能力は彗星に与えられたもの。
 
 9.ウタは歌いながら最期を迎える、シャロンは歌われながら最期を迎える。

 

 とまあ、さっき9点挙げたので相違点も9点挙げました。何?こじつけ感が満載だと?


 こうしてみると、ウタにはルフィとシャンクス、その他民衆が絡んでいますが、シャロンは終始ローラとしか接していませんでした。

 まあ映画内ではごくわずかな時間しか経ってないように見えて、実はトロピカる部は1,2週間くらい滞在してシャロンとの絆をHugくんでいたと思うんだけど……

 

 例えるとするなら、ウタは「信頼できる相手がいて、恨みを持つ相手がいて、助けたい人々がいた上で狂うしかなかった狂気」、

 シャロンは「両親も国民も国もすべてなくなり、誰に怒りをぶつけたらいいかわからず、自分1人で進むしかなかった狂気」と似ているようで対極的な存在です。

 つまり、まあ、要するに、FILM REDを見た人はトロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪も見てください。それで彗星×シャロンという幻覚にハマってください。いや、シャロンだけでもいいです。

 この文章書くために映画のDVD見てたんですけど、この女(シャロンのことです)がちょっとヤババナイトすぎて……

 

 

 


 映画の感想ですが、ワンピースってすごいコンテンツなんだなあと思いました。

 幼稚な言葉ながら、この映画のために何百何千人もの大人の人が結集してるんだなと。

 音楽、背景美術、作画、歌、声優もろもろ……それらすべてが超高水準でした。

 

 先日、DB超スーパーヒーローを見ましたが、その内容は悟空とベジータではなくピッコロと悟飯が頑張るものでした。

 DBは原作はとっくに終わり、アニメシリーズの放送も終了しているので、何をやっても売れるだろうし、「たまにはこんな変化球やってもいいよね」という感がありました。

 ですけどワンピースは現行のコンテンツ。

 ルフィの幼馴染でありシャンクスの娘というオリキャラを0から生やし、さらには映画内に歌唱パートを多数盛り込むという、「売ろう」「すごいことをやろう」という気配を強く感じました。


 
 自分は先日のワンピース無料公開のことをすっかり忘れていたので原作の記憶がややうっすらですが、少なくとも第1部は全部読んでいます。

 好きなシリーズは空島とW7~エニエスロビーで、好きなセリフ・シーンは「人の夢は終わらねえ!」とか、黄金の鐘を鳴らすところ、ヒルルクの最期、一味がロビンを助けに来るところあたりです。
 第2部は本誌で追っていましたが、ドレスローザやパンクハザードで「敵が見た目からして弱そうだしやってることも弱いな」「敵味方が入り乱れすぎて何やってるかわからないな」と思ったのと、そのあたりで他に読む漫画が減って本誌そのものを卒業したのでまったく読まなくなりました。WCIとか知らない。

 

 そんなワンピースのどこが人気なのか、あまりよくわかっていません。

 他の人気漫画だと、ドラゴンボールはひたすらに強さを高め合う戦士たち、ナルトは忍者というキャッチ―なテーマ、コナンは様々な恋愛模様とイケメンキャラたち……と人気が出る要因は自分なりに理解しているのですが、どうしてワンピは世間でそんなに人気なのかがピンと来てないのです。

 バトルか、壮大なストーリーか、伏線の貼り方とか、名言とか? それらすべてが合わさった結果?

 日本国内だけならまだしも海外でも人気な理由がワカラナイ……。いや、皮肉とかじゃないです。

 

 考えた結果として……先ほど、好きなセリフ・シーンがずらりと4つくらい並びましたが、これらは迷いなくさらりと出てきました。

 

 先に挙げたDBやナルトも名シーンの数々はありますが、それらを差し置いてワンピースは特に名シーンが多く、インパクトが強い漫画かもしれません。

 ワンピースの名シーンはといえば、背景も無しに大声で叫ぶ黒ひげ、冒険の果てに空に浮かんだルフィの影、死の間際に杯を掲げるヒルルクとか、どの名シーンも見開きでパワーや迫力がある。それがワンピースの人気の出どころかもしれません。……さっきから一体何を語っているんだろう。

 

 

 今回の映画はルフィ、ウタ、シャンクスの3人の関係がキーでした。

 劇場で配布されるコミックスは貰えてないし、本誌で読み切りが掲載されたりとか、アニメでもルフィとウタの過去が補完されたりとかしていたらしいですが、それらを抜きにしても十分にのめり込むことができました。

 

 ここだけの話、シャンクスってもっと爽やかなイメージがあったんですが、無精ヒゲが生えていることに最近気づいて、ちょっと小汚いイメージを感じるんですよね。……なんてことを言うんだ。

 まあ、シャンクス複数人説(シャンクスはシャンクの複数形)とか、シャンクスじゃんけんとか、よくわからないミームが溢れてることのほうが理解できないです。

 

 歌唱パートがadoさんなのも、自分はCDを持っているのでむしろ好きな部類の歌手です(ジャケットのイラストに惹かれた)。映画の随所で聞くことができて満足でした。

 ここで歌うの!?とか、幼少期にしては声が低い!とかはありましたが……ご愛敬。

 

 ただ、1つ気になるところがあるとするならば回想の挟み込み方が変だなと。

 ウタの過去→現代にちょっとだけ戻る→またウタの過去で回想多すぎたりとか。

 ウタの手の甲にルフィの麦わら帽子が描いてあるくだりが唐突過ぎるし、ウタのリアクションも薄いとか。ここはちょっとよくわからなかった。
 DB超の映画(ブロリー、スーパーヒーロー)は序盤でずっと説明をして貯めた分だけ後の展開をスムーズに描けていたので、回想が多くて頻繁に立ち止まるこちらは少し気になりましたね。まあ、ウタの過去がギミックになっているのでそうおいそれと描けないのはわかりますが。
 


 そういえば、ウソップが転がりまくって上映中止になったシーンってどこなんだろう。
 転がりまくってたのはルフィとバルトロメオだけなのでは。