・概要
どうも、シャイニングクリスタルビット鬱子です。
この度池袋のカードシークレットさんで旧裏の交流会が実施されたので参加してまいりました。
・考察
この交流会で用いられるクラシックレギュレーション2016は現時点で最新の公式ルールです。
https://www.pokemon-card.com/20th/assets/docs/classic-regulation.pdf
これまで新殿堂だハレツー殿堂だ高槻殿堂だ……とぶつくさ言いながらプレイしておりましたが、それらは非公式のルールであり、あくまで公式的にはこのレギュレーションなんだなあと思いました。
しかしながら「窮屈だなあ」というのが率直な印象です。
まず、デッキにポケモンを20枚入れなければいけません。
こういう時に最適なのはピチューやブビィなどのイントロneoベイビィ。しかしそれらにも殿堂ランクが1点かかっています。
このレギュでは殿堂ポイントの上限が4点なので、1点がかかっているこれらのカードは実質的に2点相当です。
しかもデッキに20枚もポケモンが入るということは、ドロソとサーチで18枚ほど、エネルギーが10~12枚くらい、さらに夜廃をとりあえず2枚……と考えてみると自由枠は8~10枚ほどしかありません。ぎゃくしめい4枚構築だとそこにプラパ4枚入れたらオシマイです。
また、殿堂ポイントはベイビィ全般が2点相当、カメックスは6点相当。タケキュウもエラッタされてるのに実質6点。パソコン通信0点だからカメはまだいいとしても、タケキュウはこのルールに参加できないも同然なポケモンです。
一方で、マルマイン、鋼エネルギー、コダック、ゴース、ファンクラブポリゴンなどのカードが0点、オーダイルが2点相当だったりするカオスさもあったり……。
特に鋼エネルギーですが、ラッキー+鋼4枚でまだ1点余るのが恐ろしいところです。
マルマインやパソ通を存分に活かした派手な構築ができる反面、強いデッキが本当に強いので見なければならない箇所が多いです。ポケモン20枚なことから差別化もやりにくく、なんとも一長一短感があります。
諸々考えると、殿堂ランクを十分に活かせる【わるラフポルタ―】【鋼ラッキー】やその他マイン絡み。速攻の【カスミウィニー】とか【カツウイン】が強そう。
2進化多投構築は育て屋さんで枠を喰われてしまうのが痛く、自分の構築力では到底まとまりませんでした。
強そうなデッキを見られるカードとしては、対ラフレシアのププリンやピチュー、対ラッキーのウソッキーやマダツボミの塔、対マルマインのパラセクトやリムーブとか。あんまり参考にしないでください。
まあ、このお店で初めて実施される旧裏イベントということもあって、相手との対話感が薄いカスミウィニーや鋼ラッキーを持ってくる人はあまりいないのではないか?と思いました(個人の見解です)。
本気で勝ちに行くイベントでもないのだし、そもそも本気で勝ちに行こうと思ったデッキで全敗するのが自分だしであまり深く考えないようにしました。
・デッキレシピ
デッキ名:サイコメドレー2016
殿堂:クラシックレギュレーション2016
選ばれたのはわるいゲンガーとわるいゴルダックでした(綾鷹)。
ゴースとコダックがそれぞれ2枚ずついるので先攻を取ったら勝ちます。
このルールだと入れ替え札に割く枠がないと思われたのでわるゲンが強いと思いました。当時を知る人はベイビィポケモンへの信頼が強いと思われるのでそれらを容赦なく狩ります。
こいつでかき乱した後、化石ゲンガーとバリヤードでチマチマ攻めていきます。
わるいゴルダックは進化前でトレーナーロックしたついでにエネエネから低耐久を狩ってゲームエンドに持ち込んでくれそうです。
やさしいほうは鋼ラッキーにも重めの一撃を入れられますが、ラッキー側がだいぶ無法なのもあって信頼できるかがわかりません。でもウソッキーはいまいち信用ならない。
この2体のエネの重さを補うためにマインを2枚入れました。これによって終盤の「おんねん」も強そうです。
ドロソは基本的な構成+トレーナーロックを使うのでエリカとナツ眼です。最近の自分はとにかくマサキを信頼できていないのでそうしてみましたが、理由が弱くて若干ぼんやりした構成ですね。一応、わるいやさしい混在なので性格判定を挿しました。
余った2点はマイン意識のリムーブ、わるゲンの状態異常を解除して積極的に攻めるぎゃくしめい、エリカによる相手ドローをフォローできるミニスカートと悩みましたが、どれもあまりしっくりこなかったので突風にしました。
デッキ名はふと偶然の一致という名のこじつけができたのでそれになぞらえました。
(バリエーションの多い紫のやつ、なんか力を秘めてるやつ、老獪なテクニックを使うやつ、エネルギーになるボール、ピンク色のマスコット)
一体いつまで彼女はきな粉を牛乳でといたものを食べ続けているのか…
そしてそして、「クラシックレギュレーション2016なのでポケモンのカードを16種類入れよう(同名エキスパンション違い込み)」とイベント参加前日まで考えていたので自分はもうダメです。
(ゴースラインがやたら細分化されているのはその名残)
・結果
自分の職場は18時が定時ですがイベントは18時です。
無理のない範囲で頑張って18:10か18:15に到着したところ、すでに7名の参加者がおり、奇数だったのもあって1戦目から参加することができました。
クラシックレギュレーションでは非日本語版のカードが使用できなくなっておりますが、そのことを見落としてしまっていて、英語版の交換おじさん3枚を投入してしまっておりました。英語版しか持っていないわけでもないので完全なやらかしです。
昼休みにプロキシを作ったうえで店員さんに伺ったところ、「そこまでガチガチなイベントではないので相手が了承すればOK」とのことだったので、プロキシは使わないまま実物で対戦しておりました。
もともとプロキシ可の緩いイベントなのでなんとかなりましたが、これが高槻だったら一発退場(か、どうかは知らないけど)なので今後気を付けます。
で、対戦内容はというと、1戦目も2戦目もむやみやたらと引きすぎたせいで山切れで負けました。
厳密に言うと1戦目は優勢だったもののちんたらやってたら攻めきれず、LO寸前のところで相手に山札を回復する手段があったので負け。2戦目はまだ山札は切れてなかったものの、カビゴン(拡張)を前にサイドを取り切るか相手の山を枯らすプランがなかったので投了しました。
前日のかなりギリギリまでエイパムを投入していたのですが、「誰が来るかわからない交流会なのにLO戦にしか役に立たないカードを入れるのもなあ」というあまりにも舐めきった考えで抜いてしまいました。どうにも自分は根本的にLO戦が苦手なようです。
1人回しを繰り返しても山が気になることにはなりませんでしたが、実戦だとやっぱり違うなあと思いました。
途中参加の方が来られて人数が奇数になったのもあってか、3戦目では外国人の店員さんと対戦を行いました。
Google翻訳を駆使しながら対戦し、ポケモン性格判定なんてややこしいテキストのカードを投入してしまったことに後悔しつつも、まさかまさかのミニスカートを撃たれてそのまま全滅しました。
結構早めに終わってしまったのでもう1試合の提案をいただき、バックヤードに戻る店員さん。
現れたのは名物オーナーのアンドリューさんでした。
(写真は掲載の許可をいただいております)
デッキは先ほど相手したデッキと同じでした。今度はミニスカートも運良く刺さらず、次ターンで勝ちというところで閉店時間になってしまいました。楽しい時間でした!
今回の参加者は自分含めて9名でした。
店員さん曰く途中参加は歓迎とのことなので、1戦目からが無理でも2,3戦目から参加できるならば是非来てほしいなと思いました。このお店だと奇数になった場合は店員さんが穴埋めされるのも嬉しいです(今回が初参加なので、毎回そうされているのかはわかりかねますが)。
また、初見の印象がいまいちだったクラシックレギュも最早誰も使っていないであろうカビゴン(拡張)が使われたり、マルマインやパソコン通信で大ぶりな展開ができるのは楽しめました。殿堂ランクはみんな違ってみんないいですね。
参加賞のカードです。英語版だと拡大率の関係で同じイラストも違うテイストに見えますね。
・参考文献
ユミルテミルさんのわるいゴルダック採用デッキです。アタッカーとして考えるにあたっての起点になりました。
うっどさんのコダック+ゲンガー両採用デッキです。大体の展開の流れを意識するために参考にしました。