switchには多数のダウンロード配信ソフトがあります。
『オーバークック2』は結構な媒体で取り上げられているので知っている方もいるんじゃないでしょうか。
複数人いないと楽しめないと思えそうですが、1人でもパズルゲームのようにプレイできます。ただ複数人いた方が絶対楽しいです。
そんなソフト群の中で自分が新しく買ったのは、『The Escapists 2』です。聖戦……？トラナナ……？
ニンテンドーダイレクトでも紹介されたことがあるので知っている方もいるんじゃないでしょうか。
なんと今なら40%OFF。1500円のカードがあれば買えちゃいます。
そしてゲーム内容はいかほどか。
語るまでもありませんね、脱獄。以上。
さてまあこのゲーム、洋ゲーとだけあって中々にクセと多大な自由度があります。
毎朝毎晩の点呼、食事・労働・運動・シャワーとプレイヤーは囚人らしい毎日を送る必要があります。
自由時間もありますが、1日4時間程度。余裕はあるかもしれませんが短いことは短いです。
サボることも可能ですが、そうすればするほどに警備が厳重になってきます。
じゃあどうすればいいんだと思うことでしょうが、実はほんの一瞬だけ顔を出せば全部よいのです。お前は大学生か。
たとえば、昼の12時は昼食の時間です。昼食の時間に食堂にいないと警備が厳重になります。
なので11時50分から食堂にいて、12時になった瞬間に食堂を出ましょう。他に誰もいなくても食堂には自分がいたということになります。
このテクニックを駆使すれば時間なんていくらでも捻出できます。
刑務所に投獄されているということは手持ちのアイテムもありません。
お金は労働や人から頼まれたことをやれば手に入りますが、アイテムは人から買えるものだけではとても足りません。
なので、他の囚人の牢屋からアイテムを盗みましょう。というかこれがないとやっていけない。
人からアイテムの配達を頼まれた？ じゃあ合成素材にするね。
スコップで地面を掘ってたら土が出てきた？ じゃあトイレに流すね。
看守に化けたい？ じゃあ白い服にインクぶっかけるね。看守殴り倒してもいいよ。
他の囚人や看守の好感度が低くて、顔を見れば襲い掛かってくる？ じゃあトイレットペーパーやゴミ袋をプレゼントして好感度を稼ぎましょう（ネズミの死骸はNG）。
一見数値だけ見てプレイしているような大味さがあるゲームですが、これがたまらなく楽しい。
ですがこのゲーム、慣れるまでにはなかなか時間がかかるというのが正直なところです。
この記事を見て買いたくなった人がいるかどうかはわかりませんが、なるべくアドバイスも交えて描いていきます。
というのも、1面の「第17分署」はチュートリアルなので従っているだけでクリアできるような内容ですが、
2面の「センターパークス2.0」が中々つまずきやすく、ここで投げてしまうんじゃないかと。
とりあえず基本として、「迷ったら黄色い矢印に従って進む」は徹底してください。
・労働時間って何をすればいいの
職業に就いていない間は、窓口で相手の話を聞くと10円がもらえます。
職業に就きたかったら、近くにある掲示板をチェックして必要なステータスとお金をチェックします。
筋力や体力はジム・知力は談話室などにある本棚・お金は頼まれごとをこなして回収。
条件を満たして再度掲示板を調べればその職業に就けます。その後の労働時間は黄色い矢印にしたがってください。
たまに囚人から「あいつを辞めさせてくれ」みたいな頼まれごとがあったり、職業の枠がパンパンなことがあったりしますが、その職業に就いている囚人を襲って仕事に必要なアイテムを奪うと職を失わせることができるようです。
・囚人にアイテムについて頼まれごとをされた
これがこのゲーム最大のつまずきポイントです。
たとえば、マニキュアセットが欲しいと言っている囚人にマニキュアセットを合成して持っていったとします。ですが囚人は受け取ってくれません。
もしくは楽器が欲しいと言っている囚人がいたとして、楽器が音楽室的な場所に置いてあったとしても受け取ってくれません。というか楽器は持てません。
また、「このアイテムをあいつに渡してくれ」的な依頼は、アイテムをその場でくれないことがあります。
実はこれ、頼まれごとを受けた時点で、「頼まれごとを受けると、どこかの囚人の机の中に頼まれごとをこなす用のアイテム（色が違う）が配置され、それを手に入れてこなす」という形になるんですね。
マニキュアセットを持ってこいと言われたら、囚人の机を探して色の違う素材を手に入れて合成して渡す。楽器も同様。
このアイテムをあいつに渡してくれと言われてくれなかったら、その囚人の机まで行ってアイテムを回収するとか。そんな感じです。ややこしすぎる。
たまに、指示された囚人をぶん殴って直接アイテムを回収する必要もあるらしいです。
なので、「看守の服が欲しい」とか「ケーキ食べたい」とか一見難しそうな頼まれごとも積極的に受けていって大丈夫です。積むことはありません。
迷ったらマップ画面でミッション目標がどこにあるかを確認し、合成のために知力はしっかりあげておきましょう。
ですが、センターパークス2.0では鍵がないと入れない場所にアイテムが配置されていることが多く、受けたとしても削除せざえるを得ない依頼もあったりします。
・「トイレをれさせる」って何ぞや
溢れさせるの誤記みたいです。適当にアイテムを入れて溢れさせましょう。
・机の隠しスペースって何ぞや
緑色の枠で書いてあるアイテムは普通のアイテムですが、赤枠のアイテム（禁則品）は脱獄に使われるようなものなので看守の点検で見つかると回収されるようです。合成したスコップなど貴重品を入れましょう。
なお、看守の前で堂々と赤枠アイテムを手にしていても何も問題ないみたいです。
・なんだかよくわからないけど看守がめっちゃ追いかけてくる
全力で逃げてほとぼりが冷めるまでロッカーの中に隠れましょう。
ヒートという左下のステータスがある程度落ちついたら出ても大丈夫みたいです。
・ベッドのシーツを剥がせなくて寝てしまう、机を開けようとしても持ち上げてしまう
長押しと軽い押しの使い分けです。
・キング・クリムゾンみたいな現象が起きたり、ゲームが強制終了したりする
たまにあるようですが仕様です。
・バトルがむずい
ガードが強いですこのゲーム。
たぶんこれくらいかなとは思うんですが。
ここからは自分がプレイした時の攻略と感想なのでネタバレ注意です。
●2面「センターパークス2.0」
・何もわからないまま放り出されたので何もできずにつまずく。
・適当にやってたらゴミ処理の仕事に就くことに成功。
・アイテムが溜まってきたところでダクトをやすりで破壊し、看守の服もあるので脱獄を試みるが、服があっても鍵がないと出ることはできなかったので見事に失敗。独房へ。数分で解放。
・電話で得ていたヒントで撮影クルーに紛れ込むというものを知るが、その撮影クルーの服をあっさり入手し、ガンマイクも楽に合成。クリア。今までの苦労は…？
ロッカーの中に隠れて人の目をやり過ごすスタイル。
●3面「クーガークリーク鉄道」
・いきなりの変化球。機関車の中なので牢屋は狭いが、おおよそ2日？以内に脱獄する必要がある。
・ほかに囚人は1人もおらず、必然的に殴り合って看守の服を奪う必要があるのでそこまでがキモ。剥がされてもわりとなんとかなる。
・最初は偽ニンジンをつくろうと考えてみるがハンカチが手に入らず、道中で得たヒントから鍵縄を狙いだす。医療キットのゴリ押しもあったが楽にクリア。
●4面「ラトルスネイク・スプリングス」
・禁則品を持っていると通れないゲートの対象が初めは理解できずに苦労。なんで材木や靴下ハンマーがダメでカミソリはいいの……？
・初日のうちに落書き消しの職業を力づくで奪う。
・地形を見てこれはいけるなと思いスコップで穴を掘って脱獄を狙う。スコップはいきなり高いレベルの合成をするのでなく、壊れる寸前まで使ってから次のレベルに上げるのがベター。
・トンネルを開通するものの、その先には鉄条網があった。この穴も見つかって埋められるのだろうな、無念……。と思っていたら全然スルーされる。アルェー？
・サーチライトに2回捕捉されて狙撃されたり、1回牢屋に空いている穴が見つかったりもしたが、どちらも全力で証拠隠滅して隠し通す。アンタらザルだよ。
・資金不足や素材不足にも苦しめられるが、頼まれごとの仕組みも理解したことでお金が手に入りやすくなり、アイテムでゴリ押ししてクリアー。
このゲームで求められるのは、大胆さ、緻密さ、こまごました作業に耐えられる精神です。
ヘタに禁則品を持っていればゲートで見つかって即警報を鳴らされたり、好感度の低くなった囚人や看守がいきなりぶん殴ってきたり、時間に沿って行動をしなければならなかったり、脱獄に失敗して禁則品を没収されたりと、囚人らしくゲーム内容は暗く窮屈です。
加えて、ゲーム内時計が進む速度は速いものの、プレイには割と時間がかかります。
このゲームの魅力といえば、「いかに警戒されずに物事を進めるか」「脱獄には何が必要でどのアイテムを集めればいいのか」など、自由度の高さの裏で緻密な計画性が求められてくるところ。
とはいっても大体の場合はスコップとか集めてのゴリ押しで行けるんじゃないでしょうか。
アクションを大きく削って隠密行動に重きを置いたメタルギア的な感じなんですかね。
