・解説
どうも、Wicked Punk鬱子なのだ。
あまり強くないデッキを紹介するのだ。
一般的にウインマイン(川村)というデッキは、ウインディちゃんのとっしんのエネコストをマルマインで補い、ゲーム序盤から大ダメージを与えていくものなのだ。
川村という名称は当時の野球選手にちなんでのネタらしいけどよく知らないから語れないのだ。
ウインディちゃんはHP100とはいえ、とっしんによる自身への反動ダメージが重なると馬鹿にならないけど、そこはディフェンダー・鋼エネルギー・いいキズぐすりなどで補っていくのだ。単純明快なデッキなのだ。
対してダグトリオ(第1弾)は、ウインディちゃんよりHPが30低く、メイン技の威力は10低いのだ。しかも自分のベンチに被害を及ぼす始末なのだ。
弱点の草タイプは数が多いメジャーなタイプで、しかも闘タイプなので抵抗力を持たれてしまいやすい、無色エネなし……とカタログスペックでは何かと見劣りがちなのだ。
強みとしては、
・ベロリンガ、ラッキー、ライチュウなどの闘弱点のポケモンや雷ポケモンに対してはもちろんウインディより強いのだ。
・とっしんするたびに延命手段を考える必要があるウインディちゃんに対し、ダグトリオ自体は基本的に無傷でいられるのだ。
・進化前がにげ0なのでぎゃくしめいとの相性がよく、動きもスムーズなのだ。
などが挙げられるのだ。
最初は素直にダグトリオ+ウインディちゃん+マルマインで考えていたのだ。
ダグトリオが苦手とする草弱点や闘抵抗をウインディちゃんで補う形なのだ。
こうして使ってみたところ、ウインディマインは有力なのになぜダグマインはマイナーなのかがマヤ理解ってしまいましたのだ。
何よりもまず闘抵抗なのだ。相手がまったく意識していなくても何かしらが闘抵抗を有しており、抵低ジムを引くことが前提すぎるのだ。
次にHPの低さなのだ。本来優位なはずのスライ相手にわるクロやプラパを絡められて頓死したのだ。ダグトリオは3エネトラッシュのらいげきで50ダメージを受けるのだ。
それを補うためのディフェンダーだけども、ウインディちゃんと比べて貼るタイミングが難しいのだ。
というのも、ウインディちゃんはとっしんするついでにディフェンダーを付けることで攻防一体の動きになる一方、ダグトリオは攻めにディフェンダーを使えないため、延命できるタイミングを読みながら貼る必要があるのだ。
じしんで自軍ベンチが被害を喰うのも積み重なると苦しいし、下手にベンチを展開すれば負け筋にもなるのだ。
ダグトリオはまあまあ強い、ウインディちゃんも強い。だけどウインディちゃんは特にダグトリオを必要としておらず、方針を見直そうと思ったのだ。
いつもの。
ディグダはひっかくを覚え、ダグトリオはきりさくを覚えるのだ。
しかも好都合な事にグライガー(neo1)はきりさく、マンキー(ジャングル)もひっかくを覚えるのだ。にげ0なので邪魔にならないのだ。
あとは、えっと……ペルシアン、パラセクト、サンドパン……旧裏の中でも中々に悲惨なカードたちが集まってしまったのだ。
ストライク(ジャングル)&わるいハッサムできりさくクイズが完結できますが、新殿堂に持ち込むデッキなので却下したのだ。
そういえばリザードンラインはヒトカゲ(第1弾)がひっかく、リザード(第1弾)がきりさくを覚えることを思い出したのだ。
マルマインでリザードンのほのおのうずのエネを補える上にエナジーバーンなら闘エネルギーを貼っても差し支えないのだ。
しかし、育ちきるまでの間はぎゃくしめいの邪魔になりそうで、自慢の高耐久もダグトリオによって傷ついてしまいそうなのが気になったのだ。
・自傷ダメージを受けない。
・ダグトリオラインとクイズができる。
・闘エネルギー共有。
・でもあまりエネをつけずに戦える。
・闘抵抗に阻まれない。
こんなめちゃくちゃな要望に応えてくれるポケモンなんているのだ?
いたのだ。
・デッキレシピ
デッキ名:Dig Dug Boo
殿堂:新殿堂
1. ひっかくクイズときりさくクイズで手札を厚くするのだ。
2. なんとかしてダグトリオとマルマインを並べてエネエネして勝つのだ。(これができないと大体の場合負ける)
3. 勝てなかった場合、そしてなにかの化石が手札にある時、ダグトリオがじしんを撃たないタイミングで出すのだ(次のターンでカブトに進化できると望ましいのだ)。
4. ベンチのカブトはじしんのダメージ0な上に簡単な攻撃では落ちないのだ。ダグトリオにはひたすらじしんを撃ってもらってカブトプスにタスキをつなぐのだ。
実際に使ってみて
弱くはない、とは思うのだ。
ただ触っていて以下のような問題点を感じたのだ。
・攻めのターンを維持し続けることが困難
相手が闘抵抗、手札にぎゃくしめいがない、ハイドロカッターで思うようにダメージが出ない……そんな当たり前のこともこのデッキにおいてはダメージレースで押し負けることを意味するのだ。
HP70のダグトリオは本当にもろく、そのうえでエネエネで相手にサイドを献上。手札にぎゃくしめいがなくて後ろのポケモンを狩れないとそのままお亡くなりになりがちなのだ。いくらカブトがじしんのダメージゼロでも化石は破壊される繊細さも際立ったのだ。
サイド4,5枚取ったところで息切れしたり満身創痍になって負けることが多かったのだ。
・ハイドロカッターはエネエネが1枚扱い
正直こんなのは些細過ぎる難点だけど、2枚扱いになると思っていたので辛いのだ。
・その3が不安定すぎる
クイズができるポケモンが多くともポケモン自体の枚数が少ないとこうなるのだ。
所詮3択。ディグダラインで序盤から展開して行くことを考えると相手の思考の幅は思った以上に狭くなりがちで、分の悪いクイズになりがちなのだ。
・草、抵抗力低下ジムを引けない時の闘抵抗が無理すぎる
なのだ。
・下手にカブトプスラインに寄せるよりもダグトリオ一本槍にしたほうが強そう。ダグトリオ(プロモ)はベンチにいる時のダメージゼロだし。
・じしんという技を活かすのであればゴローン(neo3)か、イワーク(neo1)からの思い出し怒りコンボがよさそう。
まあこんな結論になっちまったのだ。アハハ……!
特別弱いデッキだとは思わないけど繊細すぎる上に引きに左右されがちで勝ちを拾いにくいのが現状の評価なのだ。今回の研究は次につなげたということでよしとするのだ。
※この記事で使用したカード画像はポケモンカード旧シリーズ検索様のものを使用しております。