概要
どうも、鬱子・アポロドーロス・ヒュギーヌス・ラメールです。
ハレツー旧裏バトル9月度において念願の3勝を飾りました。8回参加してようやくです。
実は……もなにもありませんが、旧裏のあらゆるイベントで、全参加者中もっとも勝利数を刻んだのは今回が初めてです(ハレツーは優勝という扱いではないので回りくどい書き方になってる)。
うれしくてちょっと泣きそうになりました。でも前日に映画プリキュアオールスターズFを見たときは2回泣きました。
以下、『トロピカル~ジュ!プリキュア』および劇場版『雪のプリンセスと奇跡の指輪!』の重大なネタバレが含まれます。
未視聴の方でも理解できるように解説を併記しておりますが、これから視聴する予定のある方はご注意ください。
…………旧裏とは?
概要
最初はこんなレシピでハレツー6月度、高槻方面skype大会7月度に持ち込んでおり、前者は1勝2敗、後者は1勝3敗でした。
なぜカメックス+カスミのニョロボンなのかというと、3か月前の自分は強いデッキの条件を考えていたのです。
1.速攻で相手のポケモンを倒し、出鼻をくじく。
2.高いダメージのアタッカーで相手のバトル場のポケモンを倒してテンポを取る。
3.高ダメージを出せる大型アタッカーで殴り勝つ。
4.高HPを採用したり弱点分散をして相手に倒されずに戦う。
5.相手を妨害するなんらかの要素を有する。
そこで選ばれたのはカメックス+カスミのニョロボンラインでした(綾鷹)。
カメックスというカードはトップクラスのエネ加速性能と平均以上の火力・耐久力を併せ持ちます。
ですが2進化なので倒された時の損失が大きく、威力40~60という性能も大体の相手を確2にはできるものの確1にはできないため、ベンチで司令塔として頑張ってほしいカードです。
フリーザーやギャラドスなどといったカードはカメックスによってその高火力を存分に発揮できますが、裏を返せばカメがいないことにはほとんど何もできず、カメがいなくてもある程度戦えるようにしたいと思いました。
カスロモはあわあわで1ターン目から20点を出すことができます。めまわしのほうも1エネでマヒorねむりと遅延性能が高いです。
カスロゾはたった2エネでリムーブができるので相手のテンポを削げる上、ウォーターパンチも1進化とは思えない高火力を叩き出します。HPも70あって地味にしぶとい。
カスボンは4エネも要するくせにバトル場へのダメージが小さいのが難儀。カスロゾまではメジャーですが、カスボンはほとんど使われていません。
しかし、HPは90、カメと違って草弱点で弱点分散をしながら前線で戦える上に範囲攻撃もできるので、相手のベンチにいる手負いのポケモンを削り倒したり、地味に物足りないカメックスの火力を補助してくれます。
速攻できるカスロモ、大ダメージを出せるカスロゾ、HP100で60点出せるカメ、2進化2ライン弱点分散で高耐久、カスロゾのリムーブ効果と前述の要素を備えきってます。
カメックスがいなくてもそれなりに戦えるし、ウォーターリングで削っておけばカメックスでも戦うことができる。共依存にはなっていないバランスの良さ。この出会いが運命です。
しかしながら6/17のハレツー旧裏バトルでは1勝2敗。
1戦目はカツウイン、相性有利でしたがプラパほのおタックルでゼニガメがワンキルされて1分で全滅負け。
2戦目はこちらがカスロモ(あわあわ)で相手が水弱点のHP40のみだったのでワンキルして10秒で全滅勝ち。
3戦目は先攻を取ってクルミ4枚エリカ1枚を使うもまったく手札が潤わず、相手が速度の速いデッキだったのもあって追いつけずに負け。
ワンキルや手札事故に振り回されてなんとも締まらない結果となりました。
7/1の高槻方面skype大会では1勝3敗。
1勝したのはニョロモで相手の炎ポケを1キルした時だけ。残り3戦は草デッキでニョロラインがいたぶられました。
弱点分散したものの、草相手にカメが殴りやすい構築でもないので、これならカメ+雷弱点のほうがまだよかったように思えてアンニュイな気分になりました。
ハレツーだと使いにくいデッキが高槻だとそれなりに活き活きしているので、そのあたりを考慮できていなかったのもあるでしょう。ともかく構築をもう一度考え直しました。
デッキレシピ
デッキ名:くるくる☆ラメールストリーム!
殿堂:ハレツー殿堂+高槻殿堂
ハレツーはカメ2×2枚+突風2+カスミ1×2=8点
高槻はカメ3×2枚+突風2+カスミ0=8点
このデッキはキュアラメールデッキです。
ローラの本名はローラ・アポロドーロス・ヒュギーヌス・ラメール、おてんばな性格をした人魚の女の子です。
人魚の国が魔女の手によって危機に陥ったため、女王の命を受けて人間界に助けを求めてきました。
しかしその裏では「この使命を達成することで自分が次期女王になれる!」と考えていて、それを隠そうともしない図太い少女です。
彼女と関わったことでまなつ、さんご、みのり、あすかの4人はキュアサマー、キュアコーラル、キュアパパイア、キュアフラミンゴに変身して戦う力を得ました。
ローラは変身することができないので、敵との戦いでは後ろで応援したりサポートするポジションでしたが、第17話『人魚の奇跡!変身!キュアラメール!』からはローラ本人が変身し、海のプリキュア・キュアラメールとなります。
ラメールは海に住む人魚で、ニョロボンは淡水に住むカエル(オタマジャクシ)。
一見すると絡みのない取り合わせ……と思う前に考えてみてください。
まず、ニョロモの腹部にあるグルグル模様。
これはローラのキャラソン『アクアプリズム』の歌詞「くるくる動く」が元ネタだと考えられます。
さらにニョロモはニョロゾになるにあたって腕が生えます。これはオタマジャクシに脚が生えてカエルになるのをイメージしているかと思われますが、ローラも先述した第17話において人間の脚が生えました。
ニョロゾのワザは「はかいのうず」。
これはキュアラメールの必殺技のうち片方が「プリキュア・くるくるラメールストリーム」なので、キュアラメールをイメージしてカスミのニョロゾがデザインされたものと思われます。
また、もう片方のワザ「ウォーターパンチ」も、劇場版においてキュアラメール含む9人のプリキュアが「全員おしりパンチ」というワザを使用しております。最後の3文字が一致しているので親和性が高すぎます。
ニョロゾというポケモンは進化先にニョロボンかニョロトノかを選べます。
格闘タイプを得てたくましくなるものの弱点が増えてしまうニョロボンか、水タイプのままで戦うニョロトノか。
オタマジャクシのままで変化を望まないニョロボンか、カエルになって井戸の中から飛び出すニョロトノか……。まさしく究極の2択です。
これはローラにおいても同様です。最終盤、ローラは「人魚の国に帰って女王になる。ただし自分と仲間たちから互いの記憶が消去される」「このまま人間の世界に残って仲間たちと暮らす。ただし自分は魔女になってしまう」の究極の2択を迫られます。偶然というには出来過ぎています。
それを表現するのであればニョロボンとニョロトノの同時採用が理想ですが……カスミのニョロトノは存在しないのでカスニョロラインを選んだのはミステイクにも思われます。
ですが少し待ってください。カスミの肩書はおてんば人魚ですが、ローラもまたおてんばな人魚です!
しかもカスミのニョロボンの技「ウォーターリング」は、ローラがプリキュアに変身するアイテム「ハートクルリング」と見事に合致します!
それゆえに私はカスニョロラインをローラに例えて採用しました。
個別解説
カメックスライン
今回はゼニガメがイントロ3枚・拡張1枚、カメールがイントロ1枚・第1弾1枚です。
当初はゼニガメは第1弾×4枚、カメールはイントロ1・サザン1であり、ここの奇妙さを周囲から指摘されました。
ずばり言うと、イントロや拡張のゼニガメを持っていなかったイントロゼニガメと第1弾カメールは「かみつく」を覚えているからです。
これは第33話『Viva! 10本立てDEトロピカれ!』のまなつのセリフ「でさーっ、亀が噛めないんだってー!」を意識し、噛めない亀を採用しようと思ったためです。
ですがもう一度第33話を視聴してみると、「だから私言ったの!”もしもし噛めよ”って!」と続いていたので噛む亀にしました。以前は第1弾ゼニガメのHPの低さを突かれてワンキルされたのでとりあえずHP50にしたかったのも大きいです。
カメールはサザンのを抜き、相手が草でニョロゾが殴れないときに動ける第1弾カメールを採用しました。
そういえばカメールは1万年生きるという驚愕の設定を持っていますが、作中の人魚もかなり長命であり、ローラと接点があります。
さらに、カメックスの特殊能力は「あまごい」です。これは主題歌「Viva! Spark! トロピカル~ジュプリキュア」の歌詞「スコールもFUN」を意識しました。
ラプラス(サザン)、フリーザ―
ラプラスは水デッキにおける戦線維持役です。
自分はたね不足で全滅ワンキルされたり、脱法マサキ(無を消費して2ドローされること)が嫌いなのでたねを厚くしたい思想を持っています。
ラプラスと言えば「やさしいうた」。人魚が美しい歌声を持つのは今に始まった話ではありません。
第13話『ドタバタ校内放送!響け、人魚の歌!』ではタイトル通りにローラがその歌声を披露しておりました。
また、フリーザ―も採用することにしました。
相手が草デッキや雷デッキでもある程度戦えるアタッカー役を担いつつ、劇場版『雪のプリンセスと奇跡の指輪!』も意識しました。
劇場版のゲストキャラ・シャロンは雪の国シャンティアの王女で、プリキュアたちを自分の国に招待しました。
幸せの国を讃える優しい歌を歌ってローラと交流を深める一方で、冷気を操り吹雪を巻き起こしてプリキュアたちを苦しめる非情な面も有しています。
最終的にシャロンは消滅してしまいますが、またいつか常夏の島でプリキュアたちと巡り会える――。
そんなシャロンとローラの永久の友情を再現したく投入しました。
メノクラゲ(採用しなかったカード)
にげ0です。
HPが30とたねポケモンの1発は耐えられる上に手札に戻れるので最序盤の壁として便利ですし、交換おじさんや超回収のコストにあてがわれます。
前述した第33話『Viva! 10本立てDEトロピカれ!』に登場するクラゲの声優がローラとの兼ね役だと思われますため、親和性は高いです。
確かに便利なカードではあるものの、
・にげ0や手札コストのために1枠喰っている。
・メノクラゲスタートでのワンキルがイヤ。
・別件ながら、エネルギースタジアムも確かに強いカード。しかし、早々に割られてしまうと恩恵が少なく、相手に利用されてしまうとカスロゾのリムーブが活きない。
・むしろ超回収2枚欲しい。
・代わりにハナダシティジム貼ってカスロモをにげ0にしつつあわあわ連打したら強くなーい???
といろいろあった末に、エネスタごとメノクラゲを抜いてハナダシティジムを入れる決断に至りました。
ハナダシティジム、ローラのふるさとであるグランオーシャンに似ているような……。
ドロソなど
オーキド4・ウツギ4・エリカ4・クルミ4です。
マサキだと間違いなく手札が足りない、大暴走だとニョロゾではパワーが足りない、転送装置は頼れない、クイズその3はできないため、エリカにせざるを得ませんでした。
散々擦られたネタではありますが、クルミにエリカと言えば『ハートキャッチプリキュア!』に登場する来海えりか(キュアマリン)です。
劇場版でえりかとローラは仲良くなったので特に親和性が高い組み合わせです。
交換おじさんは4枚、育て屋さん2枚です。
6月ごろまでの自分はサーチを軽視しがちで3枚前後になることが多かったのですが、燧の宮さんからアドバイスをいただき、そこからは最低でも4枚採用することを意識しました。
育て屋さんは言うまでもなくカメに使います。ニョロボンに使おうと思ったことはありません。
あと、夜の廃品回収というカードを見ていて思い出したのですが、第5話「先輩参上! 燃えろ!キュアフラミンゴ!」では部室を埋め尽くすゴミをプリキュアたちが廃品回収センターに持ち込むシーンがあります。
結果
1回戦 わるクロリザードン
わるクロで削り、ニコタマを貼ったリザードできりさき、デカブツ相手には第1弾リザードンとなって焼き尽くすのが狙いであろうデッキ。
こちらが先攻で、色相性は絶対的に有利なものの、スタート時から相手のベンチにバリヤード(拡張)がおり、終始快勝ムードではありませんでした。
とはいえ相手の手札が何かと詰まり気味だったのもあり、テンポよく殴っていって勝ち。
2回戦 多色マイン
マルマインを軸に、ひかライ、ひかトプス、ファイヤー、フリーザーなどで戦うデッキのようでした。
こちらはカスロモのみ、相手はムチュール(プロモ)のみでスタートし、こちら先攻。
手札にこれといって引けるカードがなかったもののカスミとエネはあり、「ここで決めなきゃ女男がすたる!」と心の中で言い聞かせながらカスミ使って突撃。スイプリは見たことありません……。
お相手にコインのどちらの面を上にして投げるか確認を取った上で投げ、表!勝ちました!
ちなみにベイビィ判定をしくじってたら手札はカメール1枚のみ、そのあともずっとドロソ無しでした。危ない危ない。
3回戦 ワニカメ大暴走
お相手は以前にアドバイスをくださった燧の宮さんでした。
またもや先攻。ギャラクシーエンジェルXを見た効果かな…?
ハレツーを荒らしに荒らしているワニカメデッキですが、お相手がドロソをほとんど引けなかったようでテンポよく攻めていきます。
早々にカメも立てることができ、にらみつけるでカスロゾが動けなくなったらカスボンに進化し、カスボンでは倒しきれないのを壁にされたらカスミ切って突撃。
そうして4-0の体勢に持ち込むものの、このペースで殴り続けることができるはずもなく、大量のドロソでついにワニカメが立ちます。カスボンはあっけなく蹴散らされました。
なんとかしのごうとラプラスを出してやさしいうたを使うものの、眠りは即解除+オーダイルのHPも回復させ、かえって倒しにくい状況に(ここはイントロカメールであわを使うべきだった…)
サイド差では優位なので怯むわけにはいかず、大暴走で潤った手札と超回収を使い、エネを一気に9枚貼ったカスロゾにカスミも追加。
HPは10残りましたが次のターンでカスロモを出して倒しました。
最後はワニがもう一度立つ前にフリーザーの吹雪で押し切り、勝利。
というわけで3勝しました。ビクトリー!!!!!
1回戦では色有利、2回戦はギャンブル、3回戦は相手が事故……と運に助けられまくってました。
ですが、参加する直前までカスミ2枚なのをカスミ1枚・黄金の実1枚にして枠に余裕を作ろうとも考えていたり、超回収も1枚にとどめようとか考えていたので、もしそうだったら3回戦で火力やエネが足りずに負けてました。
2回戦も日和ってカスミを使わなかったらどうなるかわからなかったし、カスミで強化できるカスロモがいなかったらワンキル自体が困難。運もさながら、決断や構築も勝利に貢献するのだと思い、結構な経験になりました。
いいキズぐすりとラプラスはほとんど使わなかったですが、個人的にはやっぱりほしいカードだと思います(後者はシャロン×ローラへの意識もあるので…)
参考文献
うっどさんのカメカスニョロ構築です。
カメ+カスニョロ良くない?と思ってnoteを探したら見つかったので大筋を参考にしました。
キュアラメールについて書いてない貴重なカメカスニョロ記事なので、カメカスニョロを組む人はこちらを参考にしてください。
708さんのカメ+フリーザ―デッキです。
オーソドックスなカメデッキとしてまとまっているので参考にしました。
※この記事で使用したカード画像はポケモンカード旧シリーズ検索様のものを使用しております。