ウツボよおどれ

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W虹杯を見学してきました

 

 

 

2023年6月、旧裏プレイ歴6ヶ月。

そちらもまだまだ不慣れなのに、ダイナミックなワザ・特殊能力を持つカードたちや構築の自由度の高さを持つADV-PCGのカード群に恋い焦がれていたころ。

カードシークレットさんの過去レギュイベントでごんぜっとさんにデッキを貸していただき対戦をしました。ライエッグスで、1戦目は右も左もわからないまま負け、2戦目は対戦準備時に出したホロンのコイルをどかすことに手間取っているうちに負けました。

その後、別の方に「今日はじめてADV-PCGをやりました!たのしかったです!」とお話したところ、「それはよかった、次のW虹杯に来てください!」というようなお返事をいただきました。

 

 

デッキが完成したのは8月くらいでした。オーダイルδデッキでした。

なんでオーダイルなのかというと、寒天さんのデッキ一覧記事で高めの評価をされていたこと、旧裏にないカードを使いたくてホウエン地方ポケモンやδ種を使いたかったこと、オーダイルは好きなのに旧裏のオーダイルは使いにくいカードが多くて縁がなかったこと、オーダイルδのイラストがかっこよかったことなどが理由です。

 

そして間もなくカードシークレットさんのイベントに参加したものの、まあ負けました。

カードテキストの理解度の低さもさながら、相手は派手なエネ操作・加速からの豪快な展開でぶっ潰してくるのに対し、オーダイルは打点を上げるだけの能力。

思うように展開できず、わるいマルマインレックウザδに弱点を突かれてボコボコにされていくオーダイル。正直、「なんか、間違えた気がする……」と思ってしまいました。

その後、仕事が忙しくなったり、旧裏でもオーダイルを使う機会が増えだしてオーダイルδにこだわる理由が薄れ、しばらく距離を置いてました。

 

 

 

運よく安価で入手できたのでデッキをフライゴンに組み替えましたが、まともに対戦してなかったのでW虹杯に参加するわけもありませんでした。

開催直前になってキャンセルされた方がいて枠に空きがあったのは見ていて、「これでおれが電撃参加してビギナーズラックで勝ち進んだらすごいだろうなグヘヘのヘ」と空想に耽ってました。

ただ、旧裏コミュニティでもよくイベントを主催されているblinkさんとうっどさんが、今後大型大会を開くにあたって参考にするためにW虹杯を見学されるらしく、それにあたって小規模な会合を開くとのことだったのでホイホイついていきました。

W虹杯の下の階で開催していたので、これはサイドイベントならぬアンダーイベントですね(はあ)。

 

 

 

 

会場に入ってすぐのホワイトボードでは「関東旧裏オフ」がなぜか2部屋もとっていました。

杉並旧裏オフ以前の関東の旧裏オフはこの名で開催されていた(らしい)ので懐かしく思われた人もいるんじゃないでしょうか?

 

blinkさんとのフリー対戦もそこそこに階を上がり、1回戦のマッチングが発表されてきんちょうかんに満ちる会場を見学してました。

W虹杯の参加者は89人+運営チーム数人。映画『プリキュアオールスターズF』にはテレビシリーズ20作に登場する78人のプリキュアが集合しましたが、それを一回り上回る人数です。

過去の旧裏オフには最大で30人近くが集まった……という話を聞いた覚えがありますが、その3倍くらいです。しかもその全員がガチプレイヤーで、ADV-PCGプレイヤーの厚みのようなものを感じました。

 

 

 

 

 

……で、自分は部外者ゆえ、ホール内をうろうろするとジャマだと思ったので、入り口付近からぼんやりと雰囲気だけを味わっていました。

というかADV-PCGの対戦やカードの応酬を詳しく知っているわけでもないし、イベント主催したい人でもないし……。

一切合切何もしていなかったわけではなく、久しぶりに顔を合わせる方などにご挨拶してました。お邪魔しました。

 

 

 

途中からはほとんど見学のことを忘れて対戦に明け暮れていました。上の階でガチガチな対戦が繰り広げられている中、自己満足のネタデッキで遊ぶのは背徳感がありました。

あとは遊戯王をやりました。ターン数は短いのにカード処理があまりにも複雑で頭痛が痛くなりました。絵しりとりとかもやってました。

 

対戦間の休憩時間にこの会場を訪れる方も何人かおられました。

馴染みの旧裏プレイヤーの方もいれば、地元で旧裏を広めたいと思われている初めましての方もおり、のんびりと交流しておりました。

 

 

 

 

ここから別の話。ADV-PCGのコミュニティは海外プレイヤーとの結びつきがうらやましく思います。

というか、旧裏は海外プレイヤーとの接点が皆無な状態であるとも思います。

下記のような事情もあるので無理もないと思いますが……

 

・カードプールの違い

→海外未発売カードがかなり多い。日本側も海外未発売カードがどれくらいあるかを正しく認識できてない気がする。

 

・テキストの違い

→海外へ輸出するにあたってテキストの翻訳ミスがあり、それによって挙動の異なるカードが多々ある。

 

・レギュレーションの違い

→国内はneo2あたりから殿堂ランクルールが登場した一方、海外にはない。

ニューラとヤドキングが禁止になったと聞いたことはありますが、逆に言えばそれくらいのはずで、遊び方がだいぶ異なる。

→現在国内で用いられているレギュレーションも多い上に細部も異なるので複雑。

 

と違いが多々あります。改善したいような問題点ではなく、これだけ違いが多いという事実に基づいた話です。

実際、自分は殿堂ランクがごちゃごちゃしている国内環境にだいぶ慣れているし、英語もできないしで、海外にまで旧裏を広めたい欲はかなり薄いです。

 

 

目線を国内に戻すと、身の回りの旧裏プレイヤーの方々は当時旧裏をやっており、裏面が変わったころに遊戯王などの別TCGに移行して、近年になってまた旧裏に戻ってきたような方が多いです。

いわゆる、「子供のころ懐かしのカードゲームをもう一度やりたいなあ!」な方。

 

それゆえに新裏のポケカと接してきた人が少なく、そうした界隈とのつながりが薄めでガラパゴス気味なのが今日の旧裏コミュニティであると感じています。

それが良いか悪いかというわけではないです。自分の好きなレギュレーションだけ遊ぶのは当然の話だと思います。

もちろん、旧裏コミュニティ内にもスタンをやっている方はいるし、ポケカ全般をやっている方とか、旧裏から他のレギュに手を伸ばす方もいるので一概には言えません。

ポケカ歴1年半なのにえらそうなことばかり言ってますが、とりあえずは今後旧裏をやり続けるにあたって、先細りしないように意識すべきポイントなのではないかと思いました。

 

 

 

一応最近は新規プレイヤー呼び込み活動も功を奏し、昔やっていた方が戻ってきたのみならず、旧裏より若い旧裏プレイヤーも増えつつあります。

 

とりあえずは新しく始められた方が少しでも長続きできるように。

無理に続けなくてもたまに遊ぶことができるように。

今後を見据えた土壌作りをしていくのが今後の自分の役割だと思っています。

あと今のところはスタンダードのジムバトルに出ることも目標です。

 

 

 

おわり……じゃない。つづくったらつづく。