・ルーテさんについて
時は戦乱。
マギヴァルの文化レベルがどの程度かはわかりませんが、中世の時代で本は高級品なんじゃないのでしょうか。投げやりな言い方だな。
まず、プレイヤー軍のメンバーのうち、王家や軍に所属していないキャラクターはそんなに多くないです。
その中で、たとえばテティスとユアンは孤児です。孤児は孤児院にはいれる…というわけではなく、テティスは生きるために踊りの腕を磨くほど困窮した生活を送ってました。ですが2人はジャハナ生まれなので、砂漠の国だったらこの程度はよくありそうなものです。
じゃあもっと他の平民、コーマとネイミー。
コーマはバカです。わざわざ書くまでもない。
ネイミーはバカじゃないですが、おじいちゃんから弓を学んでいたとかそんな生活をしてたので、極端に貧しくはないが文化レベルは高くもないようなキャラクターです。この点では聖魔キャラの中でネイミーがもっともふつうな人です。
ではルーテさんはどうでしょうか。
ルーテさんは王家などに仕えていない平民です。もちろん、家族が仕えている可能性はありますが……
ルーテさんは物心ついたときから本に囲まれていたそうです。
さらに研究のために時間を費やせるほどに生きるのには困らない生活をしています。極端な話、テティスさんが生きるために踊りを覚えていた年で、ルーテさんは自分の知識欲を好きなだけ満たせていたということです。だんだんテティスさんに申し訳なくなってきた。
長々と書いてきましたが、ルーテさんは聖魔の世界でかなり裕福な家に生まれたキャラクターということがわかります。
ルーテさんの家族はどんなものでしょうか。
祖母がいる事は確かです。どんな人かと聞かれて、「長い間日干しにした高級魚に高原の花を二つに折って添えた感じ」と答えてます。
高級魚は綺麗なイメージがありますが、長い間日干しとなるとしわくちゃって感じがします。まあ老人だし。
さらに高原の花を二つに折って……花を折る？ どこを？ 茎？ 花びら？
高原の花といえばおだやかで柔らかいイメージがありますが、二つに折るって言葉は大なり小なり変わっているということを示しているんじゃないでしょうか。
だいぶ自己流の解釈が入っていますが、ルーテさんの祖母とは「優しくも不思議な性格をしたしわくちゃの着飾った老人」のようなものだと思われます。
そしてルーテさんの両親は、本人からすれば記憶がなく、祖母いわく亡くなってはいないが遠い国にいるとのこと。
これは様々な解釈ができます。
「ルーテさんが生まれてすぐに祖母に預け、本当に遠い国に行った」
行った理由はなんでしょう。ルーテさんの親なのでどっか探検しに行ってそのまま帰ってこなかったとか。
もう一つ浮かんだのが駆け落ちですね。生まれた娘を祖母に預け、2人森の中を行く……？いやーんロマンティック。
「祖母は信心深く、死という概念を天国に旅立つものだと認識している」
つまり遠い国イコール天国です。
となれば祖母はウソは言ってないし、二つ折りにした高原の花っぽい人にもなります（どこがじゃ）。
ルーテさんも言葉通りにそれを受け止めたのでしょう。
だいたい、話通りに考えると娘に記憶がないくらいの期間、遠い国に行っている……という状況自体が不自然です。十数年もなにやってんだ。
「祖母はウソをついている」
自分が推したいのはこれです。
ルーテさんの両親は死にました。ですが、当時の幼いルーテさんはそれを認識できていません。
それをごまかすために祖母はそう答えたのです。
3つ中2つも死んでる。
・アスレイについて
ルーテさんは謎が多いですが、アスレイも謎が多い人物です。
とりあえず情報をまとめよう。
・魔物の浄化をする修道士。
・クモが嫌い。
・優しい人である。
・竜曜石という聖魔支援会話特有のポッと出アイテムを手に入れるのが夢の1つ。
・昔からルーテさんに観察されてきた。
・すくなくとも母親がいる。
・ダンスの才能がある。
・疲れがち。
・幼い時にある修道士に出会ったことで修道士を志した。
・イカサマやマザコンを知らない。
・軍の仲間にからかわれやすい。
結構キャラが濃いヤローです。
ルーテさんほどに生い立ちなどは掘り下げることができないような気はします。いっちょやってみっか！
アスレイの父親は一切合切明らかになってません。
ですが、神職ではないような気がします。もしそうだとしたら修道士は自然と志してるだろうし。
とりあえず母親は優しい人のようです。
どこの作品にも共通しそうなものですが、聖魔の世界では父親が強いです。
エフラムは父ファードに似た勇猛な人物ですし、エイリークも芯の強い女性です。ヒーニアスもヘイデンに似てないこともないでしょう。ロスの父はガルシアだし、マリカの父も強い剣士です。レナックの父は無理難題をふっかけて彼を盗賊にさせやがりました。
全体的に父親はそのキャラクターの生き方に影響を与えていますが、アスレイの生き方を変えたのは名もない修道士です。
つまり、アスレイの父はアスレイが修道士と出会う前にいなくなっていると言えます。
ついでに書くと、聖魔世界で母親は不遇気味です。
アメリアのはさらわれ、ヨシュアのは死んだりしてます。フレリア王やルネス王の妃はでてきたりもしません。
聖魔的に…かどうかはさておき、創作において母親の存在は子の精神面に影響を与えてきています。
となればアスレイの包容力ある性格は母ゆずりと言えるでしょう。
もっとも、その母については含みを持った言い方をしているので現在生きているかどうかはわからないんですが。
あ、名もなき修道士さんは仗助が昔助けてもらったリーゼントのヤンキーみたいに深く考えないことにします。
アスレイの家は貧乏なのか裕福なのか。
仮に母子家庭だったとしたら裕福でないことは確か。
神職系のキャラクターは質素な暮らしをしているイメージがあるし……
イカサマやマザコンを知らないのはおぼっちゃまだからではなく、単に森で生活をしているから世間知らずなんでしょう。両方とも発したのはジャハナ人だし。
・2人の関係
まずこれは考察関係なしに個人的に推したいんですが、聖魔4章には2つの村があります。
そしてルーテさんが住むのは南の村で、アスレイが北の村に住んでいるんです。
距離は1キロ2キロくらいでしょう。
この考察に一切の根拠はありません、ですが会おうとすればいつでも会える関係でありながら、嵐が吹いたり都合が悪ければまったく会えない関係です。こじつけなこと以外はいいですね。
南の村は川に囲まれていることから、かつて城と城下町があったのではないかって気がします。それが解体されるなり放置されるなりして今の村になったと。
対照的に北の村は農村でしょうね。城に年貢を納めてたりしてました。たぶん。教会はあるんじゃないでしょうか。
魔王との戦いを終えて帰ってくると両方とも荒れ果てていて復興を目指していくルートもありです。というかフリーマップでもう荒れてなかったっけ。
奇妙なことに2人の関係を匂わせるものは他のキャラとの会話でも見られます。
アスレイは幼いときにルーテさんにおもちゃを奪われたという話をネイミーにしてました。
そこから修道士を志すようになったとかなんとか。
つまりはこの話の前から2人は面識があったものと思えます。
ですが、クモを見せるならともかく、おもちゃをくすねるなんてことはルーテさんも加減がわからないほどに幼かった、もしくは当時のアスレイとはそこまで深い仲ではなかったのではないでしょうか。
つまりはアスレイが修道士を志すようになったのは相当幼いときの話のようです。
・その他の人々
ルーテさんの支援相手は5人いますが、ルーテさんへの対応力の高さはカイル>アスレイ>ヴァネッサ>ロス>ノールって感じがします。
カイルとの支援会話見てるとこいつ本当に順応性が高くてむしろ気持ち悪いですね。
個人的に語りたいのがヴァネッサです。
ヴァネッサは誰から見てもわかるほどにケーニッヒだかヒーニアスだかに片思いしてます。
そして元の生真面目な性格で食事も喉を通らなかったりとか、お前本当は90年代の少女漫画なんじゃねーかって気もします。
そんなヴァネッサが求めるのは癒し。俺の風はさておき、ルーテさんとの会話ではそう語っています。
というかヴァネッサはルーテさん唯一の女友達というアドが。その縁でアスレイと仲良くなったり、いっそ恋敵にでもなれ。
ルーテさんと仲良くしてほしいのはユアンですね。
サレフの修行がきびしいから師匠になってとせがみ、ルーテさんはうれしくなってノリノリで教えるみたいな。いたずら好きなところも似てるけども、いたずらをする方向性が違うのでそこでは気が合わないような気もします。
あとはテティスさんに「あの子とはどういう関係なの？」とかからかわれたり、ミルラを観察したり。
幸せだァーーーーーーッ！！幸せのくり返しだよぉぉぉぉぉ～～～～～～っ
アスレイはテティスとヨシュアに翻弄され、クーガーとは男友達で、ネイミーとは人生の師弟みたいな感じです。
マイペースなキャラには弱いけど、それ以外の人付き合いは良いって感じでしょうか。修道士だし。修道士と神父の違いがよーわからんけど。
なんかこうさー、女子に「どうやったらアスレイさんとルーテさんみたいにラブラブになれるんですか？」とか聞かれて動揺する支援A前のアスレイいいよね。
とりあえずアスレイとルーテさんは、「ハーモニー」っつーんですかあ～～～～「味の調和」っつーんですかあ～～っ たとえるならサイモンとファンクルのデュエット！ウッチャンに対するナンチャン！高森朝雄原作に対するちばてつやの「あしたのジョー」！
……つうーっ感じのCPっスよお～～っ
おわり
