概要
どうも、鬱子です。
今回はジャストさん主催の第6回東北旧裏オフに参加してまいりました。
右も左もわからなかったころの前回から8か月経っており、少し久しぶりの郡山です。
1日目の大会の内容は前回の記事参照。
主に2日目の内容を書いていきます。
2日目は同会場同階で福島県でのスタンダード環境大会・福ちゃん杯が開催されておりました。
会場のホワイトボードに書かれていた施設利用者・団体名は、その福ちゃん杯では運営の方の実名(白塗り部分)、こちらは東北ポケモンカード愛好会(ジャストさんが東北オフの黎明期につけた名前)。ああまぎらわしい。
問題は東北ポケモンカード愛好会はほとんどポケモンカードをやっていなかったこと……。
ヒカルの碁TCG
ググれどググれどまともな検索結果が出ず、対戦勢の考察など微塵も残ってないカードゲームです。
Yahooジオティーズとかの閉鎖ってこういうところに響いてるのかなあ。
説明書を読んでも全く頭に入って来ないLive&Learnなカードゲーム。
毎ターン碁石カードを盤面に置き、置いた位置によって異なる色のマナが出るのが特徴です。(青龍→青、朱雀→赤、白虎→白、玄武→黄)
デッキ構築によって色が決まるのではなく、使いたいカードに合わせて碁石を置いていくイメージだと思われます。
ただややこしいことにマナコストは赤・白・黄・青・黒に分けられているのですが、白は白虎に置いた碁石カードから支払えて、黒は無色マナ相当でどこに置いた碁石カードでも支払えます。
そして碁石カードは言うまでもなく白黒なので、「白の碁石をタップしても白マナのカードは使えない」というのがあまり直感的ではありませんでした。しかもカード記載のマナコストは丸なので余計に……。
所感は以下の通り。
・打ち手カード→モンスター、布石カード→罠、技カード→手札誘発、キャラクターカード→永続魔法
・戦闘の際、攻め側の攻撃力が受け側の守備力を2点上回るたびに相手の石を取れる。単純に勝利へ繋がるほか、ランデスでもある。
・打ち手カードは1ターンに1枚しか出せない。ポケカみたいにベンチに置いて、戦うカードをバトル場に出す感じ。
・ターンの最初は、タップしたマナの回復→碁石を置く→ドローとなるので、ポケカや遊戯王に慣れてるとちょっと煩雑(俺のターン!ドロー!が染みついているので)。
・マナ回復は1ターンに好きな箇所3枚まで。
・手札は毎ターン7枚になるようにドロー、手札が7枚の時は任意に2枚まで切ってその分だけドロー。下手にカードを使って手札6枚だと1ドローしかできないので使わないほうがいい状況もあり。
・先攻後攻は碁を意識してニギリで決めるので無駄にややこしい感アリ。
・リモート対戦を行う場合、付属の紙プレマが大きくてカメラに映すのが大変だし、碁石のやりとりがなんともめんどくさそう。
自分はバンジョーさんと対戦しました。
バンジョーさんはスターターデッキそのまま、自分はメルカリで買ったカードを用いて何も考えずにフィーリングで改造したデッキです(ダメなところ出てる)。
お互いにまったくの初対戦なのでルールを読み解くだけで精一杯であり、盤面に碁石を置いてのドローゴーを繰り返しつつも、自分は大雑把ながらに理解できてきたので勝てる予感がしました。
しかし、バンジョーさんが「三々打ち込み」を召喚(?)してから形勢は一転。
攻撃力3守備力0、マナコストは白白白黒のカード。
たかが3といえどこのTCGの発売元はコナミ。ヒカ碁TCGにおいて攻撃力3とは青眼の白龍の攻撃力3000(MAX)並の高パワーで、大体の打ち手を焼き尽くせるスペックを持ちます。
自分はこのカードの強さがわからずにデッキから抜いていたばかりか、その攻撃力を受ける手段をまったく持ちません。
「打ち手(モンスター)は1ターンに1枚しか出せない」「出すにはマナコストが必要だがどんどんランデスされる」「召喚酔いがあるせいで反撃できない」というルールも相まって肉壁や反撃もできず、わざわざバンジョーさんに扇子を渡して机の角を叩いてもらい、それによって投了を宣言しました。(19巻の再現)
今回はルール未理解者同士の対戦。
実際は互いに戦略を練りながら石を置いていき、積極的にバトルをして互いにランデスを仕掛けていくものだと思いますが、今回はドローゴーの末に出た大型モンスターを対処できずに決着がついて若干の味気無さはありました。
隣の卓のつくつくさん(経験者)VSアイテムさん(初対戦)もアイテムさんが三々打ち込みで荒らしてたようです。初めてのTCGでルール分からずにドローゴーしてたらバニラのファッティが荒らすってあるあるじゃないですか?
以降の弾で登場した打ち手には効果持ちもいたようなのでどこまで通用するんでしょうかね。
TCGバブル期真っ只中のゲームとはいえども粗製乱造された感じはあまりなく、コストも攻守も0の「星」などの面白いカードは見られました。
それと同時に、基礎ルールがガチガチガンテツに固まっているようなので、長期展開を予定してなかったような気もしました。(たとえばもしインフレが進んで攻撃力が常時4のカードが出た場合、攻めに持ち込めれば毎ターン碁石を2つ取れてしまえる)
また、囲碁モチーフのゲームなのでサイドカードやLPで決着をつけるものではなく、敗色濃厚になってもすぐに決着がつかないのは少しきつかったです。
どういうわけか旧裏プレイヤーにはヒカ碁読者が多いので、ヒカ碁のシーンを再現しながらTCGをプレイできるのは楽しいですね。
相手が碁石を置いた後に考え直そうとしたら、「今……伊角さんの指離れたよな」と言ったりとか…。
64のゲーム
スマブラではHALさん、29Qさんと3人チームで世界レベルの実力者であるクラッバさんに挑みました。ボコボコにされました。
自分が大してダメージを受けていないのに変に場外へ出てストックを失いまくったのが敗因です。
また、ポケモンスナップガチ勢のaKaFuKuさんの手によって突如として学会が開かれました。
「ウツボットはこう撮るのが一番点数が高い」「最悪なヒトカゲの撮り方」などの貴重なお話を聞きつつ、しまいには旧裏ベストフォトコンテストと同じ構図での写真撮影をされておりました。ガチ勢のちからってすげー!
ポケモンカードVS
自分が持ち込んだ鳴り物入りの企画です。
ぽけおじ さんの協力もあってワザマシンカードのコンプリートも達成し、ようやくVS環境らしさが出てきました。
ドラフトと、とにかくバトルの2つを行いました。
ドラフトの場合、まず最初にワザマシンカードのパックからピック→オールカード・ロチェスター・ドラフトを行います。
とにかくバトルはワザマシンカードとポケモンのカードを完全にランダムに配布し、そのカードで構築して対戦するというポケモンスタジアムを彷彿とさせる内容です。
前者は最初にワザマシンのピックを行うのでポケモンのカードのピックに指向性を持たせられ、後者はデッキ構築込みで20分くらいでさっと終わるのが気楽でした。
配布カードについて
・エネルギー
鋼・悪・きずぐすり配合エネルギー×1枚ずつ
レインボーエネルギー×2枚
※基本エネルギーは何枚でも自由
・エネルギー以外
プラスパワー
なんでもなおし
ポケモンいれかえ
ポケモンマーチ
エネルギー転送×2枚
行商人(サポーター。デッキからワザマシンかポケモンの道具を2枚までサーチ)
オーキド博士の研究(サポーター。手札を全部デッキに戻して5枚ドロー)
砂漠のシャーマン(サポーター。互いに手札をデッキに戻して4ドロー)
色々な意見やテストプレイを重ねて作成したリストです。
「VSドラフトなのだからVSのみのカードプールのみでいいのでは?」とは言われましたが、いかんせんモーモーミルク・スーパーポケモン回収・ポケモンリバースなどのコイン次第で勝敗を変えられるカードが多く、自分好みでなかったので今回のような形にしました。
1日目ラストにとにかくバトルを行った時はキズぐすり配合エネルギーの代わりにニコタマが入ってましたが、イブキのカイリューがいささか強くなり過ぎたため、いただいた意見からキズぐすりエネにしました。
ワザマシンの利用にあたっては行商人といううってつけなサポートカードがありますが、これ1枚だけではワザマシンと対応ポケモンの両方を揃えるのが中々難しかったです。
いくら進化のない低速環境であってもなんらかのドローカードが必要だと思い、そしてサポーターカードは1ターンに1度しか使えないというデメリットを交えたかったです。
テストプレイを重ねたところ、ゲームスピードの遅さゆえに引く枚数が多いカードは山札切れのリスクを孕むのでこのような形に。
また、虹エネをもう1枚追加、エネルギー転送も2枚追加して多色デッキの可能性を広げてみました(エネルギーアークは現物足りなかった)。
呼び出し札(突風、ぎゃくしめい)、耐久札(ディフェンダー、キズぐすり)は有利側をもっと有利に傾ける可能性があるのでオミットしました。
ワザマシンについて
・ワザマシン
ポケモンカードVSに収録されている全27枚です。
ハヤト、ツクシ、アカネ、マツバ、シジマ、ミカン、ヤナギ、イブキ、イツキ、シバ、カリン、ワタル、アンズ、R団。
R団のみ1種類で他のキャラは2枚ずつ。
・おまけカード
ワザマシンが全27枚で、4人で分けるには均等な枚数にならないため、パックには以下のカードも追加して計32枚とします。
タケシの育て方、お上品攻撃、キョウ、ナツメのESP、カツラ
おまけカードは、ワザマシンが存在しないのでパワーが見劣りするカントージムリーダーの価値を高めるための試みです。
とはいえ、弱くてバランスが崩れない低パワーカードを中心に拾っているので妙なラインナップなのは否めません。
タケシの育て方、ナツメのESP、キョウ、カツラまではいいとして、最後の1枚に悩みました。
カスミ関係はこの環境だと強力すぎる気がしたのでボツ。
マチスはマチスのポケモン参照サポートが少なく、クチバシティジムもこの環境だと強そうだし、スタジアムを取れなかったプレイヤーが割れないのはいかがなものかと考えました。
エリカはお付きしかない上にこの環境ではあまりにも弱すぎる。
ただ、このドラフトでは状態異常が強いこと、エネトラッシュのコストが重いこと、エリカのポケモン自体がそこまで強くないことを考慮し、タマムシシティジムを採用しました。
……が、このカードを1枚も持ってなかったのでお上品攻撃にしました。誰も使わなかった。 eのワザマシンとかいいかもしれませんね。
反省点・気づき
・ルール解説やカードの説明が足りなかった
ロチェスタードラフトの際、Aさん→Bさん→Cさん→Dさんの順番でピックした後、次はB→C→D→A、その次はC→D→A→B……と少しずつ順番を入れ替えていきました。
これ自体はロチェスタードラフトの際に用いられやすいルールと聞いたものの、何とも直感的でないので参加者の方々を少し戸惑わせてしまいました。
また、「行商人でポケモンのどうぐもサーチできるが、カードプールに1枚もない」「ワザマシン周り(キャラとポケモンが一致してないとダメ、貼ったターンに剥がして捨てる」などの説明が足りておりませんでした。
参加者には当時VSに触れていたであろう人が多かったので「これくらいわかるだろう」と思っていましたが、高を括るのはよくないですね。
・強い・弱いと評判だったカード
ハヤトのトゲチック、イブキのカイリュー→ニコタマがあると壊れ。
ナツメのエーフィ→1エネでサイキネ効果のワザ。終盤戦だと馬鹿にならないダメージが出る。
タケシのカブトプス→相手が闘抵抗の時に抵抗無視して40点を出せるカード。
ワタルのデンリュウ→HP80、1エネ10点、雷無無で20点+コインでリムーブ。完成すれば強い。
アンズのアーボック→さすがに擁護不可。
ワザマシンについては、やはり思うようにピック出来ない・揃わない・テキストから強さがわからないということが続いておりました。
とにかくバトルだと配布カードがまったく噛み合わないということもありますし、ここは要検討。いっそのことワザマシンは自由に何枚でもピック可とかいいかもしれません。
が、ハヤト02が決め手になった対戦もあったようだったり(無無無で40点。コイン投げて裏なら、技を撃ったポケモンがエネルギーごと自分の山札に戻る)。
ワザマシンはそれなりに強いですが、ワザマシンを入れなくても戦えるのはいいですね。
オフがあるたびに顔を出す男という名誉なのか不名誉なのかわからない肩書を得つつありますが、自分はそろそろ仕事が忙しくなりだすのでその肩書が危うくなりつつあります。
でもまあ次回のうずまきはまだセーフなので、行けたらいいですね。
改めて、主催のジャストさんや他の参加者の皆さんお疲れ様でした!