ウツボよおどれ

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【旧裏デッキ紹介】メガバナエリウツクイズ

 

 

 

概要

どうも、シスタープリンセス鬱子です。

 

第6回東北旧裏オフとカードシークレット交流会10月度で使用したデッキを紹介します。

 

 

 

オフに持ち込むデッキは「あるカードを主軸に据えよう」と数か月前から決まっていて、その方針が固まってから数週間の間はほぼ毎日練習をしていましたが、なんとも勝ちにくいデッキでした。

それでもしょせんは顔見知りばかりのオフ大会だしなあと思いつつ、開催の3日前にTwitterを見ていたら、「せっかく遠征に行くのであれば満足感のあるデッキと闘りたい(発言大意)」というツイートがあったのでデッキを変えました。

 

 

使用デッキ内容

 

 

デッキ名:西瓜と蛸と靫蔓でオールスターズQ

殿堂:新殿堂

 

 

おそらく害悪好きが書いたと思われるnoteの記事がある。

 

note.com

 

書いたのはきっと害悪が好きな子だと思っているが、まるで質実剛健な人が作ったみたいにデッキの完成度が高い。

しかし「カツラのクイズ その3」という安定したトレーナーカードをマサキの転送装置より安定するからという理由で入れているらしい。

そんな害悪好きに鬱子おじいちゃんから「カツラのクイズ その1」という、より煽れるドローカードを提案してみたい。

5歳くらいの幼女から害悪が好きな子に引き継がれ、害悪が好きな子から鬱子おじいちゃんに引き継がれたので、今回のデッキ名はそれに倣った。

 

 

つまりはこういうこと

 

 

 

メタモンか、ポリゴンか

メガバナを握るにあたって最も意識したいのはハガネールベトベトンです。

メガバナのハガネール対策といえばバリヤード(拡張)っぽいですが、新殿堂だと5点。

そこまで払っても抵抗力が消えるだけな上、メガニウムにも1点発生する兼ね合いで突風を組み込めなくなり、構築のバランスが大変悪くなります。

この穴を何か別のカードで補えないかな?と思いました。

 

 

案1. ポリゴン(R)

にげ:0

挙動:エネコスト1で弱点付与。

長所:デッキににげ0がいないのでいるだけでも便利。全体の火力に貢献できる。

短所:HP40なので返しのテールクラッシュで即死。

 

 

案2. かっこいいポリゴン

にげ:1

挙動:エネコスト3で相手に弱点付与+自分に抵抗力付与。

長所:ハガネール相手に即死しないので使いまわせる。

短所:エネコストが重い。メガバナ自体低打点相手にはめっぽう強いのでほぼハガネールピンポ。

 

 

案3. ポリゴン(ファンクラブ)

にげ:1

挙動:色々。

長所:ヤバい。

短所:プロキシ作るのだるい。殿堂2点。そも使ったことないからハガネールにどれだけ優位取れるか知らない。

 

 

案4. メタモン(化石)

にげ:1

挙動:相手の対戦ポケモンになれる。

長所:バナさえいれば動けるので奇襲性・牽制力が高い。大雑把に相手を広く見られる。

短所:ハガネールに絶対優位なわけではない。プレイングが難しくて突然死する可能性あり。ベトベトン相手には何もできない。

 

 

案5. メタモン(拡張)+ホウオウ(PF3)やなんらかの炎ポケモン

にげ:1

挙動:コインが表ならお互いの場のポケモンになれる。

長所:無限の可能性。

短所:コイン次第。ハガネールを一撃で倒すのは厳しい。変に縛られると邪魔。ベトベトン相手に何もできない。

 

 

見れる相手が広い上にポケモンセンターを交えれば競り勝てそうなメタモン(化石)か、ハガネール超ピンポイントなかっこいいポリゴンか悩んだ末、このデッキそのものに広い範囲をなぎ倒せるだけのパワーがあると思ったのでかっこいいポリゴンにしました。

 

 

最悪3Dアタックでクイズを迫れるのもベネ。

オフ翌日のdiscordの通話ではたかさを答えられない人も多かったです。

 

 

ナツメの眼か、カツラのクイズ その1か

タコトプスさんのデッキだとナツ眼が2枚入ってましたが、うち1枚はクイズその1としました。相手がポケモンのたかさを覚えてなかった時に煽ることができる 思考アドを取れるし手札も増えて強いからです。

 

 

錯乱が入っていない限りはマサキの劣化なので採用されないカードですが、このデッキはマサキが4枚入っているため、マサキの5枚目としてれっきとした採用理由が存在しました。

2枚以上採用すると相手が万全に覚えてきた場合に不利となるので1枚に留めました。

 

 

ナゾノクサか、ウツドン

このメガバナエリウツデッキの強みは多数の技で多数のクイズを撃てることです。

ポケモンの技は多数ある上にそれぞれが密接に絡み合っているため、見かけ以上にクイズの難易度は高いでしょう。どのフシギソウがどれを覚えるか即答できる人は正直少ないはず。

しかしながら、技ひとつあたりのポケモンの数は3体前後と少ないです。同じ技を覚えるポケモンが4~6体くらいいるデッキならば確率でゴリ押せますが、この数だと3,4枚目以降のクイズを撃ちにくいです。

このため、完全に相手の意表を突くクイズの問題を考える必要がありました。

 

かなり悩ましい2択ですが、ナゾノクサ(R)とウツドン(ジャングル)が思いつきました。

どちらも2つのワザを使えるのですが、片方はたね、もう片方は進化であるため、「主軸でないポケモンでスタートしてしまう」「場に出すことさえできないカードを採用することになる」の2択を天秤にかけることとなりました。

そうして諸々の検討を重ねていった結果、はっぱカッタークイズに厚みを持たせたいと思って今回はウツドンを選びました。

 

 

 

殿堂は何に割くか

安定感を増させるパソコン通信、相手に引かせる分を補うリムーブなどが思いつきますが、どうにもデッキ枠がかなりきつかったです。クイズその1やウツドンがあるせいかもしれませんが……。

いっそのこと殿堂8点未満にするべきか悩んでいたところ、ダウジングマシーンが突風にもポケモンセンターにも交換おじさんにも化けられることに利点を感じて採用しました。

 

 

 

で、相互の満足って何?

・大暴走やエリカによって相手に引かせる→相手が手札事故になってしまってそのまま終わる対戦を防止→満足。

・クイズその3による熾烈な読み合い、クイズその1によるたかさ知識→60枚のカードとコインしか存在しないはずの空間に持ち込まれるまた別の概念→満足。

・クイズは対話を行うカード→初対面の人ともクイズバトルで対戦が盛り上がれる→満足。

ということをデッキ紹介コーナーにてもう少し回りくどくややこしく大層に紹介するつもりでしたが、時間が押してたのでコーナー自体がありませんでした。

 

 

今回は新殿堂なので鋼やベトン対策に頭を悩ませてしまいましたが、たとえばハレツーであればバリヤードの点数が低くてベトンは高いのでより使いやすいデッキだと思われます。

フシギダネチコリータを並べて大量ドローから育て屋さんを使うだけで安定した盤面を作れるのが強いです。

イントロフシギダネは集めるのが少し大変ですが、チコリータベイリーフはPF1のものでもいいので代用が効くため、新規の方でも使いやすいのではないかと思っています。

 

 

大会結果

1回戦: 草軸タケキュウ(ねねしさん)

ねねしさんは旧裏環境のポケモンすべてのたかさを覚えていると言うのは有名な話で、ねねしさんがいる環境でクイズその1は採用しにくいです。

このオフにねねしさんは来られるとはいえ、マッチングすることはないだろうと思っていたところ、1回戦からぶつかるハメになりました。

 

デッキはいつものねねしさん専用機。

こちらは順当にドローを重ねていき2ターン目にはメガバナが立ちました。

ねねしさんのデッキの動きは大体頭の中に入っており、積極的にわるいハクリューを狙っていくものの、それだけで動きが止まってしまうようなことはありません。

むしろHP残り20でベンチにいたメガニウムがエリギバナのかくさんソーラービームで狩られてしまい、動かし忘れていたエネを損失しました。

メガバナが並び立っているのでサイズ差で押していけたのですが、こちらの動きもさほど洗練されていないので厳しく、さらにはイントロneoベイリーフで撃った「たいあたり」クイズを正解されてしまいます。

 

おまけにクイズその1のことを思い出し、本当にそうなのかを確認したくて撃ったところ、まあ正解されてしまいました。マジでただの自爆では?!

相手にカードを渡したせいで引き分けにもつれこみそうになりますが、このオフの予選では時間切れ時にサイドが同数になってもそのまま引き分けになることはありません。時間切れ時にサイド同数の場合、先にサイドカードを取得するか勝利条件を満たしたプレイヤーが勝ちになるのです。

そうした部分に助けられつつ、なににせよ次ターンのドローが突風で自分がサイド6枚取りきれて勝ち。安堵しました。

 


2回戦: わるクロルギア(アイテムさん)

1回戦終盤を見ていたアイテムさんが2回戦のお相手。

1回戦と2回戦の間に1時間の休憩が挟まっており、その間にデッキの中のポケモンの高さを把握してきたと豪語。果敢に挑みますがその1とその3で正解されて5ドローを献上してしまいます。

正直付け焼き刃を疑ってたのですが、なめてかからずに我慢してクイズはポリゴンで撃つべきだったかもしれません。

 

それでも相手がルギアならエリウツでかき乱していけば有利に戦えそうですが、マダツボミがサイド落ちしていたのでそれもできません。

噛みつかれてのエレメンタルブラストで次々と処理されていき、メガバナの持ち味もいまいち活きずに負け。

かっこいいポリゴンも「ルギア相手に抵抗力持たせられないしなあ」と謎の発想をしてはうっかり交換おじで戻し、もう一度巡り合えた時は後の祭り。ここはポリゴンRにしておくべきだったか。

テクスチャーをうまく使ってルギアを一撃で落とせるようにしておけば活路はあったかもしれませんが、東北最強プレイヤーがはたしてそれをさせてくれたのか。

 

今になって考えればエリウツラインが細くて呼び出しが安定しないので、エリドンをさそってとかせるほうにするべきだったかもしれません。

 

 

3回戦: エンテイファイヤー(燧の宮さん)

相性不利なばかりかドローが詰まり気味で、そして今度はウツボットがサイド落ち。

ベイビィに詰まったのもあってほとんど攻められずにファイヤーに4エネついて負けました。色相性不利とはいえ情けなさ過ぎる……。

 

 


というわけで1勝2敗。クイズその1はマッチング運と大会ルールの両方でうまくいきませんでした。

せっかく東北にまで来たのにお相手は9月に大会で対戦した人ばかりってマジでなんなんですか?(まあフリー対戦で補いましたが)

 

 

ちなみにハガネールは0人でした。

 

一度この手の円グラフを作ってみたくて、てぃらさんご制作のツールの力を借りました。

ふむふむ、察するにこのオフではわるクロ使いが多くてそれ以外はほぼバラバラに近いですね! なにもわからん!

 

 

 

そのままCS交流会へ

東北の熱冷めやらぬままに次のイベントです。

先ほど、「オフの2日前にデッキを作った」と言いましたが、CS交流会9月度は元々メガバナエリウツクイズを使おうと思っていました。

しかし、参加者は自分1人。そしてデッキのカードが59枚だったので参加者1人なのに反則負けという珍記録を打ち立ててしまいました。

(スリーブはあったので参加者が他に来たら適当に何か買って60枚にする予定でした)

今回も時間がないので東北オフのデッキを流用します。

 

 

クラシックレギュレーション2016はポケモン20枚とハチャメチャクチャな殿堂ランクによりだいぶ不人気なルールで、まったく研究されていないと言わざるを得ないのですが、裏を返せばそこは金脈です。

わるラフわるゲンポルターが開発されたことによりその金脈も枯れてしまったような気もしますが、参加者が少なくてそのデッキを持ち込む人がいない以上は最強デッキが生まれても意味ありません。

そこでなにか新しい発見ができないか考えていたところ、この殿堂ランクはメガバナ関連のパーツが一切無規制なんですね。

(新殿堂・高槻・うずまきだとメガニウムが1点、ハレツーだとポケモンセンターに1点)

 

つまり、やりようによっては殿堂ランク4点を好きに使うことができるわけです。突風4枚!リムーブ4枚! ただそれをするにはポケモン20枚制限が厳しすぎる。

何度かこのレギュレーションのデッキを考えてきて、「いかにデッキの枠を節約するか」が鍵なのかなと思いました。

単純な話ですが殿堂ポイントをポケモン側へ割いた分だけ汎用トレーナーを入れる枠を増やすとか。

クイズ大暴走は大量のドローカードが必要なのでこの理念が大事だと思うのですが、「メガバナエリウツクイズと噛み合いながら」「殿堂が4点丸ごと余っている」というこの状況を活かす方法なんてあるんでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おっ、いたいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デッキ名:you gotta Quintet Quiz

殿堂:クラシックレギュレーション2016

 

2進化5ラインデッキです。

ポケモンカードの歴史始まって以来、ここまで2進化を投入したデッキはほかにないでしょう。

私はこれまでに2進化を2体入れて負け、2進化を3体入れてボロボロに負け、2進化を4体入れてけちょんけちょんに負けました。

2進化4体を投入しているデッキ自体は調べてみても2つしか出てこないのですが、私と他の方で何が違うのでしょう。よくわからないので2進化を5体入れました。

 

 

victbot.hatenablog.com

(自分で自分をパロる)

 

 

ちなみに2019年ごろのスタンダード環境では進化5ライン(2進化4・1進化1)のデッキが存在したとウランさんに教えていただきました。

しかも大規模な大会で結果を残しています。私はしょせん井の中の蛙でした。

 

pokemoncardmemo.com

 

 

 

通常のデッキの場合、ポケモンのカードをなるべく切り詰めてトレーナーを使った方が強いですが、このルールではポケモンのカードを20枚入れなければならないので合法的に5ライン入りました。エリドンは抜けてしまったのでそこまでキレイではありませんが。

ひたすら毒の粉でクイズ撃ってドローしつつ、メガバナとエリウツとわるラフを立てて勝ちます。ワタッコラインはただのクイズ要員+にげ0です。

クイズその1というよくわからないカードは抜いてたたきつけろ挑戦状という最強カードを入れました。

 

 

 

6月度:10人?

7月度:4人

8月度:5人(うち4人がグループ)、1人、2人(事前に打ち合わせ済み)

9月度:1人

……と参加人数の低下著しいこの交流会。今回はニコラスさんと事前に打ち合わせたので参加者1人だけは回避しました。

DP/DPt交流会唯一の参加者であるウランさんが見守る中で対戦が始まりました。

 

 

ニコラスさんのデッキはフシギバナリザードンのトランスバーンデッキ。

こちらは先攻2ターン目にメガニウム、3ターン目くらいにフシギバナが立ちますが、ドローカードを使っても進化ポケモンばかり引いてしまい、エリウツやわるラフが立ちません。

クイズその3を撃ち、これまで存在をまったく匂わせていなかったのに「ナゾノクサ」と回答されて肝が冷えたり、相手もバナを使っていることを活かしてワタッコやどりぎのタネで出題するなどして一進一退の攻防を繰り広げていきます。

 

手札が悪くてエリウツを立てられませんでしたが、メガバナで押し切れると判断してわるラフ召喚。

自分のプレイングをご存じの方はお察しかと思いますがこの判断があまり良くなく、相手の場には8枚ほどのエネ+フシギバナ2体とリザードンなのでトレーナーを封じた程度では動きが止まりません。

アロマスリープで眠っていてくれれば勝てるタイミングで起床されて、そのまま炎の渦連打で押し切られてしまいました。

 

 

 

 

 

 

一応もう1つデッキを持ってきていたのですが、ニコラスさんの提案でウランさんのデッキをお借りしてDPt環境の対戦をさせていただくことに。

序盤の手札がかなり悪く、エネがうまく貼れずに展開もできずに負けましたが、幸か不幸か3枚ほどサイドを取れました。

旧裏時代とは想像つかないようなスペックのカードの嵐にニコラスさんと騒ぎまくり、真面目に喉が痛くなって表情筋もくたくたになりました……。

 

・場に出した時にサイドの中身を全部見れて並べ直しもできるアグノム! 覚えられませんでした。

・手札誘発ができるパワースプレー。「止めますか?」というやり取りを久しぶりにしました……。

・場に出すだけでわるいゴルバットのこっそりかみつくができるクロバットG。強いなあ。

・無難な性能っぽいレントラーGL LVXがどうしてプロモパックに収録されていたのかを知らなかったんですが、呼び出しができるカードが存在しない環境だからと聞いて膝を打ちました。

 

過去レギュプレイヤーはこんな状況がいつ起こってもいいようにデッキを常に2つ持ち歩く必要がありそうですね……。

 

 

ちなみに今回は9/30が東北オフ1日目の大会(新殿堂)、その3日後である10/3にカードシークレット交流会(クラシック2016)があり、そして10/14は高槻方面skype大会(高槻殿堂)とハレツー旧裏バトル(ハレツー殿堂)が重なっております。過密スケジュールな上にどれも殿堂ランクがバラバラで愉快ですね。

 

 

 

 

※この記事で使用したカード画像はポケモンカード旧シリーズ検索様のものを使用しております。